コロナ感染者はワクチン接種が進んでいるものの、何が効果があったのか分からないまま減少しています。
それでも自宅療養者はまだ多く、簡単に飲める経口治療薬の開発が待たれるところです。コロナ治療薬は軽症者向けに抗体カクテル療法がありますが、これは点滴静注で投与する必要があり、患者の負担や医療従事者の手間がかかるものです。
現在開発中の経口治療薬の一覧表がありましたので、簡単に紹介します。
まず昨年から何度も話題になっているアビガンですが、これはRNAポリメラーゼ阻害剤として、インフルエンザについては承認されています。現在もコロナの治療にも使われているようですが、第3相の臨床試験も進んでいます。
この臨床試験の結果次第ですが、一度ケチが付いたような形になっていますのでよほど良い効果が出なければ、承認申請は難しいのかもしれません。アビガンは体温、酸素飽和度、胸部画像所見の改善に有意な改善がみられてとしていますが、プラセボ群との差が小さいようです。
同じRNAポリメラーゼ阻害薬として、メルク社が開発しているモルヌピラビルも第3相の臨床試験が進んでいます。アメリカの研究では、プラセボよりも新型コロナウイルス量を減少させる効果が報告されています。
今年中にはモルヌピラビルの第3相試験の結果が判明して、年内にアメリカにおいて緊急使用許可を取得するのではないかと言われています。またウイルスに暴露した濃厚接触者が内服すると、その後の発症を抑制できるという可能性についても臨床試験を進めています。
その他このタイプの治療薬としては、ロッシュ社も臨床試験を進めており、来年には承認申請ができるとされています。
また違った作用機序の薬として、3CLプロテアーゼ阻害薬が塩野義製薬にて臨床試験が進んでいます。この酵素はウイルスの外套タンパク質となる前駆体の大きなタンパク質を切り出すもので、これを阻害すると正常な表面タンパク質ができず、ウイルスの増殖を抑えるというものです。
現在第2相/第3相の臨床試験が進んでおり、早ければ年内の承認申請が可能といわれています。同じ3CLプロテアーゼ阻害剤は、ファイザー社でも開発が進んでおり、まだ第1相の臨床試験ですが、これも年内の承認申請を目指しています。
話題になったイベルメクチンは抗寄生虫薬ですが、いくつかの比較試験がありますが、明確な有効性は証明されておらず、現時点では国際的にも使用は推奨されていません。
この様にかなりの経口剤が開発されていますが、実用化されれば自宅でも服用できるものとして、安心感が高まると期待しています。
それでも自宅療養者はまだ多く、簡単に飲める経口治療薬の開発が待たれるところです。コロナ治療薬は軽症者向けに抗体カクテル療法がありますが、これは点滴静注で投与する必要があり、患者の負担や医療従事者の手間がかかるものです。
現在開発中の経口治療薬の一覧表がありましたので、簡単に紹介します。
まず昨年から何度も話題になっているアビガンですが、これはRNAポリメラーゼ阻害剤として、インフルエンザについては承認されています。現在もコロナの治療にも使われているようですが、第3相の臨床試験も進んでいます。
この臨床試験の結果次第ですが、一度ケチが付いたような形になっていますのでよほど良い効果が出なければ、承認申請は難しいのかもしれません。アビガンは体温、酸素飽和度、胸部画像所見の改善に有意な改善がみられてとしていますが、プラセボ群との差が小さいようです。
同じRNAポリメラーゼ阻害薬として、メルク社が開発しているモルヌピラビルも第3相の臨床試験が進んでいます。アメリカの研究では、プラセボよりも新型コロナウイルス量を減少させる効果が報告されています。
今年中にはモルヌピラビルの第3相試験の結果が判明して、年内にアメリカにおいて緊急使用許可を取得するのではないかと言われています。またウイルスに暴露した濃厚接触者が内服すると、その後の発症を抑制できるという可能性についても臨床試験を進めています。
その他このタイプの治療薬としては、ロッシュ社も臨床試験を進めており、来年には承認申請ができるとされています。
また違った作用機序の薬として、3CLプロテアーゼ阻害薬が塩野義製薬にて臨床試験が進んでいます。この酵素はウイルスの外套タンパク質となる前駆体の大きなタンパク質を切り出すもので、これを阻害すると正常な表面タンパク質ができず、ウイルスの増殖を抑えるというものです。
現在第2相/第3相の臨床試験が進んでおり、早ければ年内の承認申請が可能といわれています。同じ3CLプロテアーゼ阻害剤は、ファイザー社でも開発が進んでおり、まだ第1相の臨床試験ですが、これも年内の承認申請を目指しています。
話題になったイベルメクチンは抗寄生虫薬ですが、いくつかの比較試験がありますが、明確な有効性は証明されておらず、現時点では国際的にも使用は推奨されていません。
この様にかなりの経口剤が開発されていますが、実用化されれば自宅でも服用できるものとして、安心感が高まると期待しています。
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