ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

脳卒中の症状と危険因子

2021-08-13 10:25:12 | 健康・医療
私の歳になると突然襲ってくる恐ろしい病気が「脳卒中」ですが、これはピンピンコロリの典型の様な病気ですので、これでもよいかなと思っています。

同い年の友人二人が2年ほど前、脳梗塞を発症しました。幸い二人とも発見が早かったので、入院とリハビリが必要でしたが、後遺症もなく元気に過ごしており、この内のY君とは麻雀で遊んでいます。

脳卒中は突然当たる脳の病気という意味で、「卒」は突然を意味し、「中」はあたるという意味が含まれているようです。この脳卒中の症状や治療法、予防法などをまとめている記事がありましたので、あまり新しい知見などないのですが自分の整理の意味を含めて紹介します。

症状は顔、腕、言葉、バランス、目に現われ、頭文字をとって「BE FAST」と言われています。早期に病院を受診するための標語として、海外ではよく使われるようです。主な症状を列記します。

バランス:うまく歩けず足に力が入らない。目の障害:視野が欠けたり物が二重に見える。顔の障害:顔が歪んで笑顔が作れない。腕の麻痺:手をうまく上げられない。言葉の障害:ろれつが回らない、言葉が出てこない。

以上が典型的な症状で、すぐに病院での受診が必要になります。脳卒中のタイプには、血管が破れて発症する「出血性脳卒中」と血管が詰まって脳細胞がダメージを受ける「虚血性脳卒中」があります。

このタイプの詳しい説明は省略しますが、一過性脳虚血発作だけ取り上げます。これは脳梗塞の前触れで、脳の血管が詰まって血流が来なくなりますが、脳細胞が死ぬ前に血流が再開し症状が24時間以内に消失する状態を指します。

私が数年前脳のMRIをとった時に、「隠れ脳梗塞」がいくつかあるといわれましたが、これが一過性の発作のあとかもしれません。

脳梗塞の治療は発症直後の「超急性期治療」、数週間以内の「急性期治療」、それ以後の「慢性期治療」に分けられます。超急性期には点滴で血管に詰まった血栓を溶かす血栓溶解療法と、血栓をカテーテルで取り除く血管内治療があります。

最後の慢性期治療では、再発を防ぐため血液をサラサラにする薬を使ったり、動脈硬化を進めないよう生活習慣病に対する介入などを行うようです。

最後に脳卒中の危険因子ですが、一番が高血圧です。その他が高脂血症や糖尿病、喫煙となっています。結局は生活習慣病にならないようにすることが、脳卒中の予防ということになるようです。

私は喫煙以外の危険因子はないようですが、脳卒中はその名の通り突然来るものですので、前述のような症状がないかを注意することが重要なのかもしれません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿