ごっとさんのブログ

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オミクロン株対応ワクチンで分かってきたこと

2022-09-05 10:30:12 | 時事
最近オミクロン株対応ワクチンの話が出ており、当初10月以降とされていたものが高齢者などについては9月中旬に接種開始が前倒しされるということが話題になっています。

このワクチンのRNAが新しくなっているのならば、申請・承認の手続きが必要な気がしますが、一切の審査なしに接種するというのは問題はないのでしょうか。

私は8月に4回目の接種をしましたが、本来ワクチンというのは2回接種すれば免疫が確立されるものですので、それ以上の接種はほとんど意味が無いと思っています。

ところがかみさんが10月に友人とハワイ旅行を計画しており、安心のため接種したいということで私も付き合ってしまいました。

現在オミクロン株も収束の方向に向かっており、今までいったん収まった変異株がまた蔓延するということはありませんでした。デルタ株がまた復活することはなさそうと同じように、再度オミクロン株が再燃することはなさそうなのになぜこの時期にオミクロン対応ワクチンなのでしょうか。

さてモデルナのオミクロン対応ワクチンは、野生株25μgとオミクロン株25μgを合わせて50μgにしたものであり、合計の投与量は従来ワクチンと同量となっています。またファイザーのものも野生株15μgとオミクロン株15μgを合わせたもののようです。

こういった混合ワクチンはインフルエンザなどは実施されていますので、特に問題ではなさそうです。ただ新型コロナ用の抗体が同時に2種類できるというのは、若干気持ち悪いような気もします。

これまでのワクチンと中和抗体に関する研究結果からは、それぞれの変異株に対する中和抗体の量と感染予防効果がおおむね相関することが分かっていました。

今の(野生株)RNAワクチンではオミクロン株に対する中和抗体が十分産生されないことから、感染を防ぎきることが難しくなっているようです。

この説に反対するわけではありませんが、本来ワクチンは重症化を予防する(すぐに治るようにする)ことが目的であり、感染を予防するものではないはずです。実際ワクチンの多重接種を行いましたが、オミクロン株による第7波を防ぐことはできませんでした。

確かにワクチンを接種して抗体量が多ければ、ウイルスが入ってきても増殖する前に処理できますので感染予防になりますが、抗体量が高い状態はせいぜい2か月ぐらいでしょう。ヒトの身体は抗体といういわば余分なタンパク質は、すぐに分解するようにできています。

本来重症化対策としてのワクチン接種は意味ありますが、感染予防としてワクチン接種するというのは無策といえるような気がします。ここにきてオミクロン対応ワクチンなどを持ち出すのは、単に政府が新型コロナの対策をしているというポーズに過ぎないような気がしています。


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