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高齢者は意識して水を飲む必要がある

2025-04-08 10:33:52 | 健康・医療
私はずいぶん前からビールの金属製のジョッキに氷と水を入れて飲んでいます。なぜこの習慣ができたかはわかりませんが、真冬でも氷水を飲んでいます。

このブログの入力や更新などを集中すると、喉が渇くような気がしています。高齢になると意識して水を飲むよう勧められます。

体内水分量が低下するからで、子供は体内の70%が水分で、成人は60%、高齢者は50%となるといわれています。体内水分の約3分の2は細胞内に存在し、タンパク質やエネルギーを作るための代謝の触媒として使われます。

残りの3分の1は血液やリンパ液、細胞液として体を維持するのに必要な酸素や栄養素を溶かして運搬したり、逆に体に不要なものを排出します。体温調節のためにも水分は必要です。

よく若さの表現としてみずみずしいという言葉が使われますが、それは生き物は細胞の内外に十分な水に浸しておく必要があるからです。まさに外見の若々しさは内面の若さを表します。年老いて見える場合の体内の変化の一つは、水分量の低下なのです。

通常の生活をしている成人が必要とする1日の水分量は、約2.5リットルと言われています。うち0.9リットルは野菜やコメ、肉や魚などの食材と調理に使われている水から得られています。飲料水は1.3リットルで、残り0.3リットルは体内で作られています。

一方1日あたりで排泄される水は汗と呼吸で0.9リットル、尿と便などで1.6リットルと考えられています。ヒトを形成する60兆個の細胞ほぼすべてにミトコンドリアと呼ばれるエネルギー工場が数百から数千存在しています。

エネルギーの原料は食べ物から得た糖質、脂質、タンパク質などで、これらを代謝しピルビン酸に姿を変えてミトコンドリアに送り込みます。ピルビン酸はアセチルCoAに変換され、呼吸で得た酸素と結びつくなどしてエネルギー物質であるATPを生成します。

この過程で生まれるのが代謝水です。成人1日あたり300~500ミリリットル作り出すとされています。そのため1日あたりの飲み水は1.3リットル程度に抑えられています。しかし加齢によりミトコンドリアのエネルギー生産能力が衰えると、代謝水が減り体内の水分量が減ります。

そうなると水分に溶ける化学物質の量が減り、代謝が起こりにくくなります。栄養素や酸素を運ぶ血液量も減り、具合が悪くなり老いが加速することになります。水分量が減ることによって、ちょっとした温度の変化や食事量、運動量などの変化に体温が上下しやすくなります。

また長期的には血圧に影響したり、腎機能に影響したりすることで体調を壊しやすくなるとしています。

私も医師からも水分補給をいわれていますので、十分な水分補給に心がけたいと思っています。


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