私はガンについては、細胞分裂時の遺伝子のコピーミスによって起こる、いわば自然現象と考えていますので、これといった予防方法もありませんし、逆にリスクが高くなることもないと思っています。
フルーツジュース、特に100%フルーツジュースと聞くと、なんとなく健康的なイメージがあります。コーラなどの砂糖が入った清涼飲料水よりは体によさそうな気がします。
スーパーに行くと、リンゴジュースやグレープジュースなどたくさんの種類がありますし、朝はフルーツジュースを飲む習慣がある人もいるでしょう。ガン予防の点からは、フルーツジュースは問題ないのでしょうか。
フルーツジュースとガンとの関係について、2019年に報告された論文があります。フランスで実施された大規模な研究で、10万人以上の成人男女(平均年齢42歳)を対象として詳細な食事内容のアンケート調査を行い、ガン発症リスクとの関連を調査しました。
その結果、100%フルーツジュースを最も多く飲む人では、ほとんど飲まない人に比べて、すべてのタイプのガンのリスクが12%上昇していたとのことです。このフルーツジュースの何がガンのリスクを高めるのかというと、果糖(フルクトース)でした。
果糖とは自然界に存在する糖で、果物やはちみつに多く含まれています。糖は単糖類と二糖類に分類され、単糖類にはブドウ糖と果糖、二糖類にはショ糖と乳糖が含まれます。このうちどの糖が一番ガンのリスクを高めるのかを調査した研究があります。
2021年に報告された論文によると、スペインで高齢者7000人以上を対象として、様々な糖の摂取量とガン発症リスクの関係を調査した研究が行われました。
食べ物のアンケート調査から解析した糖のタイプは、固形または液体のすべての糖、ブドウ糖、果糖、フルーツおよびフルーツジュースからの果糖です。
その結果固形の糖では、すべての糖、ブドウ糖、果糖いずれも、ガンのリスク上昇は見られませんでしたが、液体の糖ではガンの発症リスクが上昇していました。
1日あたり5gの摂取量が増えるごとに、ガンのリスクが増える割合は、液体のすべての糖が8%、液体のブドウ糖が19%、液体の果糖が14%、最もガンのリスクが高かったのがフルーツジュースからの果糖で、39%も高くなっていました。
この結果はかなりおかしなところもあり、そのまま信じてよいのか疑問が残りますが、こんな調査もあるという程度のことかもしれません。
たぶん朝のフルーツジュースには、それ以上のメリットがあるような気がします。
フルーツジュース、特に100%フルーツジュースと聞くと、なんとなく健康的なイメージがあります。コーラなどの砂糖が入った清涼飲料水よりは体によさそうな気がします。
スーパーに行くと、リンゴジュースやグレープジュースなどたくさんの種類がありますし、朝はフルーツジュースを飲む習慣がある人もいるでしょう。ガン予防の点からは、フルーツジュースは問題ないのでしょうか。
フルーツジュースとガンとの関係について、2019年に報告された論文があります。フランスで実施された大規模な研究で、10万人以上の成人男女(平均年齢42歳)を対象として詳細な食事内容のアンケート調査を行い、ガン発症リスクとの関連を調査しました。
その結果、100%フルーツジュースを最も多く飲む人では、ほとんど飲まない人に比べて、すべてのタイプのガンのリスクが12%上昇していたとのことです。このフルーツジュースの何がガンのリスクを高めるのかというと、果糖(フルクトース)でした。
果糖とは自然界に存在する糖で、果物やはちみつに多く含まれています。糖は単糖類と二糖類に分類され、単糖類にはブドウ糖と果糖、二糖類にはショ糖と乳糖が含まれます。このうちどの糖が一番ガンのリスクを高めるのかを調査した研究があります。
2021年に報告された論文によると、スペインで高齢者7000人以上を対象として、様々な糖の摂取量とガン発症リスクの関係を調査した研究が行われました。
食べ物のアンケート調査から解析した糖のタイプは、固形または液体のすべての糖、ブドウ糖、果糖、フルーツおよびフルーツジュースからの果糖です。
その結果固形の糖では、すべての糖、ブドウ糖、果糖いずれも、ガンのリスク上昇は見られませんでしたが、液体の糖ではガンの発症リスクが上昇していました。
1日あたり5gの摂取量が増えるごとに、ガンのリスクが増える割合は、液体のすべての糖が8%、液体のブドウ糖が19%、液体の果糖が14%、最もガンのリスクが高かったのがフルーツジュースからの果糖で、39%も高くなっていました。
この結果はかなりおかしなところもあり、そのまま信じてよいのか疑問が残りますが、こんな調査もあるという程度のことかもしれません。
たぶん朝のフルーツジュースには、それ以上のメリットがあるような気がします。