停年後市内の研究所に勤務したり、大学非常勤講師をしたりしていましたが、68歳になりこういった仕事もすべて終わりにしました。
その後自宅での内職として、英文特許の翻訳などしていましたが、これも70歳で終わりにして現在の悠々自適の生活となりました。現在はこのブログの入力を日課としていますが、これはできる限り続けたいと思っています。
その他は月に1回程度の麻雀と、週に1回程度の碁会所通い、パチンコなどで暮らしています。私はそれほど長生きがしたいとは思っていませんが、人生100年時代は老後が長くなっています。
定年後の選択を間違えると、その後何十年にわたって苦しい生活が続く一方、正しい選択をすれば充実の後半生が待っています。人生の後半戦を左右するのが体の健康です。健康のために受けている検査が逆効果になっているケースは多く、その一つがバリウム検査です。
実は私はこの歳になるまで、バリウム検査を受けたことがありません。ここで使用する硫酸バリウムは、実験の中でよく使う試薬でその性質をだれよりも詳しく知っています。これを飲むことに抵抗があり、結局検査を受けることはありませんでした。
バリウムは検査としては手軽ですが、胃ガンの早期発見には向いていません。胃カメラに精度として劣るうえ、バリウムが詰まって手術となるケースもあります。胃ガンを心配するならばまずはピロリ菌の検査と、感染がなければ必ずしも毎年の胃カメラは必要はありません。
また腫瘍マーカーもメリットが少ないようです。あくまでガンが見つかった人の経過観察に使うもので、初期のガンを発見するためには役に立ちません。また高価なPET-CT検査や遺伝子検査もガンの早期発見に寄与するというエビデンスはないようです。
脳ドックも慎重になるべきで、心配しなくてもいいレベルの小さな異変を見つけて、不安になってしまうケースは多いとしています。血管系の病気を持つ家系の場合は念のため受けてもいいですが、検査のメリットは明確ではないようです。
日本人で患者が増加中の大腸ガンは便潜血検査と内視鏡検査を組み合わせれば高い効果が得られます。毎年必ず大腸内視鏡検査を受ける必要はなく、一度受けてみてきれいな腸ならば数年受けなくていいケースもあります。
次に治療としての手術ですが、個人差もありますが前立腺ガン、腎ガンなどの一部で進行が遅いタイプは急いでオペに踏み切ると術後のQOLを下げるリスクがあります。悪性度の低いタイプのガンは経過観察し、進行したら速やかに対処するのがベターです。
また体の弱った人ではリスクの高い手術より、緩和ケアを選択したほうが患者や家族の幸せにつながるケースもあります。つまり老後なりの選択肢を選ぶことが重要なようです。
その後自宅での内職として、英文特許の翻訳などしていましたが、これも70歳で終わりにして現在の悠々自適の生活となりました。現在はこのブログの入力を日課としていますが、これはできる限り続けたいと思っています。
その他は月に1回程度の麻雀と、週に1回程度の碁会所通い、パチンコなどで暮らしています。私はそれほど長生きがしたいとは思っていませんが、人生100年時代は老後が長くなっています。
定年後の選択を間違えると、その後何十年にわたって苦しい生活が続く一方、正しい選択をすれば充実の後半生が待っています。人生の後半戦を左右するのが体の健康です。健康のために受けている検査が逆効果になっているケースは多く、その一つがバリウム検査です。
実は私はこの歳になるまで、バリウム検査を受けたことがありません。ここで使用する硫酸バリウムは、実験の中でよく使う試薬でその性質をだれよりも詳しく知っています。これを飲むことに抵抗があり、結局検査を受けることはありませんでした。
バリウムは検査としては手軽ですが、胃ガンの早期発見には向いていません。胃カメラに精度として劣るうえ、バリウムが詰まって手術となるケースもあります。胃ガンを心配するならばまずはピロリ菌の検査と、感染がなければ必ずしも毎年の胃カメラは必要はありません。
また腫瘍マーカーもメリットが少ないようです。あくまでガンが見つかった人の経過観察に使うもので、初期のガンを発見するためには役に立ちません。また高価なPET-CT検査や遺伝子検査もガンの早期発見に寄与するというエビデンスはないようです。
脳ドックも慎重になるべきで、心配しなくてもいいレベルの小さな異変を見つけて、不安になってしまうケースは多いとしています。血管系の病気を持つ家系の場合は念のため受けてもいいですが、検査のメリットは明確ではないようです。
日本人で患者が増加中の大腸ガンは便潜血検査と内視鏡検査を組み合わせれば高い効果が得られます。毎年必ず大腸内視鏡検査を受ける必要はなく、一度受けてみてきれいな腸ならば数年受けなくていいケースもあります。
次に治療としての手術ですが、個人差もありますが前立腺ガン、腎ガンなどの一部で進行が遅いタイプは急いでオペに踏み切ると術後のQOLを下げるリスクがあります。悪性度の低いタイプのガンは経過観察し、進行したら速やかに対処するのがベターです。
また体の弱った人ではリスクの高い手術より、緩和ケアを選択したほうが患者や家族の幸せにつながるケースもあります。つまり老後なりの選択肢を選ぶことが重要なようです。