私が住んでいる神奈川県は、都道府県別平均寿命の順位では5位になっているようです。あくまでも平均ですので、この順位がよければ長生きできるわけではないのですが、なんとなくうれしい気もします。
長寿県と下位の県を比較するとかなりの差がありますが、なぜこのような差が出るのかは興味がもたれるところです。肥満大国のイメージの強いアメリカですが、実はここ十数年のコレステロール値は意外と低く、日本より低いそうです。
日本人の食生活も欧米化が進み、1980年代からコレステロール値が高くなってきています。もちろん治療を受ける人が多くなった影響もありますが、アメリカでは早くからコレステロール値が高すぎることへの警鐘が鳴らされていたからかもしれません。
実は気が付けばついあるいは知らぬうちにというのは、生活習慣を変える上で非常に大事なポイントなのです。日本の喫煙率の低下にも似たようなことが起きています。女性はもともと喫煙率が低いので大きな変化は見られませんが、男性は一目瞭然かなり喫煙率が下がっています。
国の要望によって、映画やテレビから喫煙シーンがほぼなくなりました。恋愛映画でも刑事ドラマでも、男性の登場人物のほとんどがタバコを吸っていました。サザエさんでも以前は、波平さんやマスオさんがタバコを吸っていました。
そのため大人になったらタバコを吸うのが当たり前と自然に思わされていたわけです。今の若者たちは、タバコを吸うことのほうが不自然に感じられるかもしれません。また税金が上がってたばこの値段が高くなると、そのたびに喫煙率は下がっています。
喫いにくい環境があればあるほど、喫煙率は下がっていきます。こういったことから、ある健康の原則が導き出されます。健康になるためには、仕組み作りが重要であるということです。
最初から一人ひとりが自分のために、しっかりした意志力で望ましい行動をとれたらいいのですが、なかなかそうはいきません。やはりもっと大きな仕組みの力が必要です。仕組み化というのは、自分の意志や行動に関係なく、生きているだけで健康になっていける、状態のことを指します。
健康寿命が長い人に共通しているのは、特に意識していなかったのに気づいたら健康になっていたということです。つまり重要なのは、個人の意思の力に頼らず、仕組みの力を使うようにすることです。
仕組みづくりの柱は、次の3つです。1.食事習慣を変える、2.自然と運動できる強制力をつける、3.ストレスを減らすように人とかかわる。このあたりは疫学データによるエビデンスがあるようですが、結局食事と運動に落ち着きそうです。
長寿県と下位の県を比較するとかなりの差がありますが、なぜこのような差が出るのかは興味がもたれるところです。肥満大国のイメージの強いアメリカですが、実はここ十数年のコレステロール値は意外と低く、日本より低いそうです。
日本人の食生活も欧米化が進み、1980年代からコレステロール値が高くなってきています。もちろん治療を受ける人が多くなった影響もありますが、アメリカでは早くからコレステロール値が高すぎることへの警鐘が鳴らされていたからかもしれません。
実は気が付けばついあるいは知らぬうちにというのは、生活習慣を変える上で非常に大事なポイントなのです。日本の喫煙率の低下にも似たようなことが起きています。女性はもともと喫煙率が低いので大きな変化は見られませんが、男性は一目瞭然かなり喫煙率が下がっています。
国の要望によって、映画やテレビから喫煙シーンがほぼなくなりました。恋愛映画でも刑事ドラマでも、男性の登場人物のほとんどがタバコを吸っていました。サザエさんでも以前は、波平さんやマスオさんがタバコを吸っていました。
そのため大人になったらタバコを吸うのが当たり前と自然に思わされていたわけです。今の若者たちは、タバコを吸うことのほうが不自然に感じられるかもしれません。また税金が上がってたばこの値段が高くなると、そのたびに喫煙率は下がっています。
喫いにくい環境があればあるほど、喫煙率は下がっていきます。こういったことから、ある健康の原則が導き出されます。健康になるためには、仕組み作りが重要であるということです。
最初から一人ひとりが自分のために、しっかりした意志力で望ましい行動をとれたらいいのですが、なかなかそうはいきません。やはりもっと大きな仕組みの力が必要です。仕組み化というのは、自分の意志や行動に関係なく、生きているだけで健康になっていける、状態のことを指します。
健康寿命が長い人に共通しているのは、特に意識していなかったのに気づいたら健康になっていたということです。つまり重要なのは、個人の意思の力に頼らず、仕組みの力を使うようにすることです。
仕組みづくりの柱は、次の3つです。1.食事習慣を変える、2.自然と運動できる強制力をつける、3.ストレスを減らすように人とかかわる。このあたりは疫学データによるエビデンスがあるようですが、結局食事と運動に落ち着きそうです。