私は会社を定年少し前(59歳)に辞め、市内の研究所での勤務や大学の非常勤講師をしていましたが、大学の定年を期に退職しました。
その後自宅で英文特許の翻訳という内職をしていましたが、米国特許制度の変更で終わりになりました。その後はPCの前で過ごすことが多くなり、週1回くらいの碁会所やパチンコ、月に1回の麻雀を楽しみにしています。
ここでは脳科学などの知見をもとに、なんとなく動けない日々から抜け出し、自然と動ける自分になるための科学的アプローチを紹介します。
やるべきことがあるのに、ついスマホなどを見て時間を浪費してしまう。今日は気が乗らないからあとでやろう、と先延ばしにする。そんな経験は誰にでもあるでしょう。一方で目の前のタスクにすぐ取り掛かり、淡々と片付けていく人もいます。
この違いは、意志の強さや性格ではなく脳の仕組みによるものかもしれません。意図的な行動をとるたびに、神経伝達物質のドーパミンが放出されます。ドーパミンが放出されると、気分がよくなってやり続けようという意欲がわいてきます。
つまりやる気があるから動くのではなく、動くからやる気が生まれるのです。たとえば机の上の整理を始めたら、つい夢中になって部屋全体を片付けていたというような経験もありそうです。
これは小さい行動がきっかけとなってドーパミンが分泌され、脳がもっとやりたいというモードに入っている証拠です。このドーパミンの分泌にかかわっているのが、ワクワク回路と呼ばれる神経回路です。
この回路は、やる気を失ったり感情に流されたりすることを抑制し、主体的な行動を引き出す働きがあるとされています。このワクワク回路を活性化するためのヒントがあります。
今日意志を貫いてわずかでも生産的な行動をとれれば、ワクワク回路が有効になり、明日も同じような生産的な行動をとりやすくなります。完璧な行動を目指す必要はありません。
たとえば1分だけ机に向かう、5分だけ資料を読む、そうした小さな主体的な行動がワクワク回路を刺激し、次の行動を後押ししてくれるのです。あとでやるが習慣化してしまうと、ワクワク回路を有効に使えなくなってしまいます。
一方で今少しだけやるを繰り返せば、行動は自然と習慣となり、生産的な毎日へとつながっていきます。人生に変化を起こしたいと思いながら、何も変わらない日常を繰り返してしまうのは、意志の弱さではなく、脳の仕組みによる自然な反応かもしれません。
だからこそ動けない自分を責めるのではなく、小さくても主体的な行動をとることが何よりも大切です。この小さな一歩を踏み出すのが、予想外に大変なことのような気がします。
その後自宅で英文特許の翻訳という内職をしていましたが、米国特許制度の変更で終わりになりました。その後はPCの前で過ごすことが多くなり、週1回くらいの碁会所やパチンコ、月に1回の麻雀を楽しみにしています。
ここでは脳科学などの知見をもとに、なんとなく動けない日々から抜け出し、自然と動ける自分になるための科学的アプローチを紹介します。
やるべきことがあるのに、ついスマホなどを見て時間を浪費してしまう。今日は気が乗らないからあとでやろう、と先延ばしにする。そんな経験は誰にでもあるでしょう。一方で目の前のタスクにすぐ取り掛かり、淡々と片付けていく人もいます。
この違いは、意志の強さや性格ではなく脳の仕組みによるものかもしれません。意図的な行動をとるたびに、神経伝達物質のドーパミンが放出されます。ドーパミンが放出されると、気分がよくなってやり続けようという意欲がわいてきます。
つまりやる気があるから動くのではなく、動くからやる気が生まれるのです。たとえば机の上の整理を始めたら、つい夢中になって部屋全体を片付けていたというような経験もありそうです。
これは小さい行動がきっかけとなってドーパミンが分泌され、脳がもっとやりたいというモードに入っている証拠です。このドーパミンの分泌にかかわっているのが、ワクワク回路と呼ばれる神経回路です。
この回路は、やる気を失ったり感情に流されたりすることを抑制し、主体的な行動を引き出す働きがあるとされています。このワクワク回路を活性化するためのヒントがあります。
今日意志を貫いてわずかでも生産的な行動をとれれば、ワクワク回路が有効になり、明日も同じような生産的な行動をとりやすくなります。完璧な行動を目指す必要はありません。
たとえば1分だけ机に向かう、5分だけ資料を読む、そうした小さな主体的な行動がワクワク回路を刺激し、次の行動を後押ししてくれるのです。あとでやるが習慣化してしまうと、ワクワク回路を有効に使えなくなってしまいます。
一方で今少しだけやるを繰り返せば、行動は自然と習慣となり、生産的な毎日へとつながっていきます。人生に変化を起こしたいと思いながら、何も変わらない日常を繰り返してしまうのは、意志の弱さではなく、脳の仕組みによる自然な反応かもしれません。
だからこそ動けない自分を責めるのではなく、小さくても主体的な行動をとることが何よりも大切です。この小さな一歩を踏み出すのが、予想外に大変なことのような気がします。