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白血病になりやすい人の特徴

2025-06-06 10:33:58 | 健康・医療
白血病というと恐ろし病気というイメージがありますが、自分とは関係ない様な感じも持っています。これは身近にはこの病気にかかった人がいない、ということから来ているのかもしれません。

ここでは白血病になりやすい人の特徴・症状・原因などについて紹介します。白血病は血液のガンです。血液を作る細胞は骨髄の中にある造血幹細胞ですが、骨髄の中でガン化した白血球が増加してしまう病気です。

白血球には様々な形態があり、骨髄性白血病では好中球や単球、リンパ性白血病ではBリンパ球やTリンパ球が増加するのです。白血病のほとんどは原因が不明です。

風邪症状が続くため受診したところ、白血球の異常値を指摘されて総合病院を緊急受診するように言われた、といったケースが多くみられます。そのなかでも、なりやすいといわれている人の特徴を挙げます。

染色体異常がある:ダウン症の人は、非ダウン症と比較して10~20倍の確立で白血病を発症しやすいとわかっています。CRLF2という遺伝子に異常が生じることで、白血病リスクは高まってしまうといわれています。

子供である:小児ガンの発生頻度は15歳未満の1万人あたり約1人と非常に珍しいですが、もし小児ガンを発症した場合は白血病である可能性が最も高く、その割合は約40%です。小児白血病のうち約70%が急性リンパ性白血病(ALL)であるといわれています。

高齢者:成人における白血病発生頻度は年齢と共に上昇していくことが特徴で、発症年齢の中央値は、68歳といわれています。70歳代では年間人口10万人あたり男23.3人、女9.9人、80歳代では10万人当たり男42.8人、女19.9人と珍しい病気とは言えない頻度になってきます。

高齢者の白血病は骨髄異形成症候群関連の白血病であることが特徴です。白血病だと診断された人は、風邪症状だと思って受診したという人が多くみられます。ここでは白血病の代表的な症状を紹介します。

発熱:白血球数が非常に増加するのが白血病の特徴ですが、この異常にたくさん作られた白血球のほとんどは正常に機能しません。したがって、正常な白血球が減少することで外から来たウイルスや細菌に対して適切な対処ができず、感染症になりやすくなってしまいます。

感染症にかかると発熱するため、白血病の患者は健康的な人と比較し発熱する頻度が多く、病原体と戦う正常の白血球減少による重症の感染症になってしまうことが多くなります。

貧血:疲れやすくなった、身体がいつもだるい、顔色が悪くて息切れやめまいを感じる、といった症状は貧血かもしれません。

白血病細胞が増加すると酸素の運搬を行う赤血球をうまく作れず、数が減少してしまうため、全身に酸素がいきわたらなくなってしまい、貧血症状が出現します。

白血病の主な症状を挙げてきましたが、その他出血傾向などもあるようです。こうしてみると白血病は結構身近な病気なのかもしれません。


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