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ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

家のおばさん猫 クル

2015-04-18 10:27:08 | 
家の猫たちの紹介をしていますが、家では珍しいメスのおばさん猫です。写真の左のキジトラがここで紹介したキジタローで、右側のかなりのデブの猫の話です。この猫は写真ではわからないのですが、アイラインがくっきりとしており、目が大きいのでクルリン・通称クルと名付けました。

もう7,8年前になりますが、自宅から500mぐらい離れたところに、長毛のお母さん猫と2匹の子猫(もうかなり大きいのですが)が住んでいるのをかみさんが見つけました。少し離れているので、時々餌を持って行っていたようですが、そのままにしておくと増えてしまうので、手伝ってもらって捕獲し、3匹に避妊手術をしました。その傷が治るまで家に連れて帰り、2階の1部屋に閉じ込めておきました。私はこの3匹の記憶はあまりないのですが、こういった元からの野良猫というのは、人にまったくなれず、触ることもできなかったようです。里親探しなどもしたようですが、そろそろ元の場所に戻そうかというとき、ちょっとした油断で外に出てしまいました。

500mというとかなり距離があるのですが、おかあさん猫は自分で元の場所に戻ったようです。ところがクルは家の周りをうろうろしているようで、夕方になると餌をもらいに出てくるようになりました。結局苦労して捕まえ、クルは家猫にすることにしました。
ところがクルはいわば生まれつきの野良猫で、人と接したことがない猫でした。しばらくすると触れるようにはなり、ゆったりしてはいるのですが、ゴロゴロを全く言いません。クルがいつも寝ているところや、居間では触れるのですが、それ以外のところではすぐに逃げてしまいます。ほかの猫ともほとんどかかわりを持たず、いつもじっとしているという、あまりかわいげのない猫でした。

それでもなぜてやったり、抱き上げると固まっていたのが徐々に慣れてきましたが、小さい音でゴロゴロ言い出すまでに2年以上かかりました。今ではかなり慣れてきたのですが、それでもほとんどの時間をじっとしているようで、あまり見かけない猫になっています。それでも私が寝るときは寝室に入れると、私の枕の横で寝て、指や手をぺろぺろなめゴロゴロいうのが日課になっています。どうもどのネコも家に来るとデブになるようで、クルもどんどん太りだし(たぶん運動不足もありますが)それほど大きくない♀なのに6.2Kgになってしまいました。

他の猫のように、ネコのおもちゃで遊んだり、寄ってきてスリスリするなど全くない猫ですが、猫たちの中で孤高をたのんしんでいるのかもしれません。

ネコと猫草

2015-04-07 10:14:14 | 
昨日ホームセンター内のフラワーショップで猫草を買ってきました。まだ1cmぐらいの小さな草ですが、5cmぐらいになってから猫に与えます。
この猫草にはいろいろ不思議なところがあります。まず本来肉食であるはずの猫が、なぜこんな草を好んで食べるのか。家の猫たちも皆非常に好きで、猫草を出しておくと朝起きだしたときなど争うように食べていますし、抜いて食べさせるといくらでも欲しがります。

猫が食べる理由は、毛づくろいをして飲み込んでしまう毛を、とがった葉を食べて胃を刺激し、吐き出すためという説もあるようですが、家猫たちを見ていると、食べた後吐く猫などいません。むしろ繊維質を食べることで、飲み込んでしまった毛玉の排泄を促すのかもしれません。家の猫たちはすべて子猫のころは野良猫で、外で暮らしていたのでこういった草を食べる習慣ができているのかもしれませんが、飼い猫として生まれたような猫でも猫草を好むかを知りたいところです。どこの花屋やペットショップでも売っていますので、ネコ本来の性質かもしれません。

猫草の種類は、ほとんどがエンバク(燕麦)という植物のようです。これはもともと雑草のようなものだったようで、品種改良して穀物として栽培されているようです。
面白いのは、この猫草は短いのを買ってくると、20cmぐらいまで伸びてきますが、自然に黄色く枯れてしまいます。まあ猫草としてはこの方が都合がよいのですが、植物としては何のために生えているのかわかりません。生命は子孫を残すため生きているはずで、植物であれば花が咲いて実になるとか、根が残るとか何らかの形で次に続くものと思っていました。もう何年も猫草を育てていますが、一度も燕麦の花や実を見たことがありません。

育てているといっても水をやっているだけですので、何か工夫をすれば実になるのか、それともこういった種子は一代だけの性質を持っているのか、知りたいところです。
猫草でも小さな芽が出たものだけではなく、種をまくタイプもあるようですので、一度種から育ててみようかとも思っています。

こういった市販の猫草だけでなく、まだ出てきていませんが、庭の雑草の中で似たような葉を取ってきてやると、家の猫たちは喜んで食べています。前に紹介したコブンという猫は、とがった観葉植物を食べ、必ず吐いてしまいます。猫草を与えるとこれがなくなりますので、やはり猫はなぜとがった葉を食べるのかはわからないままのようです。

賢い猫 ミカン

2015-03-31 10:11:56 | 
昨日のキジタローの記事の中に、いろいろ世話したミカンに触れました。もう亡くなってしまいましたが、いろいろ思い出の多い猫でした。
ミカンがどういう経緯で家の猫になったかは、よく覚えていません。目が鮮やかな金色で、ミカンのような色ということでミカンという名前になりました。中に入れてしばらくは、1階の和室に閉じ込めておいたのですが、2,3日ですべての障子に登り、びりびりに破いてしまったネコでした。ネコとしては賢い方で、何か悪いことをしそうなときに、「ミカン!」と声をかけると動きを止めてやめてしまいました。

この猫も自由に外に出していたのですが、ある日ちっとも帰ってきません。散歩がてら近所を歩いていると、ミカンの鳴き声が聞こえます。探してみると、よそのうちの2階のベランダから降りられなくなったようです。ところがその家が空き家で、出してもらうことができず、家から脚立を持ってきてやっと捕まえたというようなこともありました。ミカンは紙破りが好きで、油断すると新聞を破かれてしまうのですが、怒った後はしっかりやめて、破りたくなるとそばで待つようになりました。そういう時はいらない広告などを渡すと、はじから破いて楽しんでいました。そのうち家の中のボスネコになり、ほかの猫の面倒も見るようになりました。

家に来てからかなりデブになり、6Kg以上となったのですが、少しやせたような気がして体重を計ってみると、5Kgまで減っていました。慌てて獣医さんに連れていくと、腎機能がかなり悪くなっており、尿毒症の一歩前という診断でした。残念ながら猫の腎臓病は、治療方法がありません。食欲も落ちてきますので、少し高い餌を与えたりしていました。それでも外に出たがるのですが、やや不安なため私も外に出てみたところ、私の後をついて歩くことがわかりました。ミカンが初代散歩猫になったのです。天気の良い日は、ミカンを連れて家の近所を1周するというのが日課のようになりました。1,2回よその庭からどこかに行ってしまうということがありましたが、ほとんど問題なく散歩していました。

しかしに徐々に体が弱ってきて、最後のころは3軒先まで行くと歩けなくなり、うずくまってしまうようになりました。このころは少しでも楽になるようにと、自宅で毎日皮下点滴をしていたのですが、これもあまり嫌がらなくなってきました。まだそれほど老猫にならないうちでしたので、覚悟はしていましたが、本当に残念でした。

その後も新しい猫が入ったりしていますが、ミカンほどの猫は現れていません。

家のおおネコたち

2015-03-30 10:35:18 | 
ずいぶん前になりますが、家の猫の中でコブンの紹介をしました。今日はその続きで、一番のおおネコになったキジタローです。写真は、家に入ってから1か月ほどで、まだまだ子猫のころのものです。
もう7,8年前のことですが、その頃も野良猫に庭で餌をやっていました。野良猫といっても毎日餌を食べに来るし、家の近所をうろうろしているので、家の外猫という方が正しいようです。窓から何気なく外を見ると、小さな黒いかたまりが餌を食べており、外猫は横で待っています。この猫の習性も面白いのですが、大人猫たちは子猫には非常にやさしく、すべてを譲ってしまうようです。食べるものはもちろん、猫じゃらしのような遊ぶものまで、子猫がいると大人猫は手を出さず待っています。どのネコでも同じですので、ネコ社会のおきてなのかもしれません。

この子猫を捕まえたところ、2,3か月の子猫でした。完全な野良猫のようで、中に入れても隅に縮こまり、近寄るとシャーシャー威嚇するばかりです。家では少し前に黒猫のクロタローという猫が死んでしまいましたので、この猫は中で飼うことにして、2代目クロタローで、キジタローという名前にしました。
そのころ家にはミカンという名の猫がいましたが(若くして腎不全で亡くなりました)、この猫が非常に面倒見がよく、キジタローをなめてやったりすると、キジタローもすぐに慣れ、ずっと一緒に過ごすようになりました(写真)。

キジタローの係りはミカンに任せていたので、あまり小さいころの記憶がありません。ただ人にもすぐに慣れ、抱いてやると、親指とひとさし指の間の軟らかいところに吸い付き、ちゅぱちゅぱとおっぱいを吸うことが好きでした。この癖は今でも残っており、膝に乗ってくると、指の間に吸い付きます。

やはりこのくらい小さい時から、十分の餌で育つとどんどん大きくなるようで、今では7.2Kgという家で一番大きな猫になってしまいました。それほどデブではないのですが、体全体が大きく、その割には高いやさしい声で、顔に似合わない声の猫になりました。ところが蚤の心臓のようで、誰か人が来ると脱兎のごとく2階に駆け上がり、シッポしか見たことのない猫になっています。寒い時期は、夜寝る時に私のベッドに上がり、布団の上から寄りかかってきます。もう一匹が反対側に来ると、寝返りが打てなくなり目が覚めてしまうことがよくあります。やっと暖かくなり、寝ているときもこの7.2Kgのおもりから解放されそうです。

猫 あれこれ

2015-03-15 10:29:54 | 
このところ猫の話題から遠ざかっていたので、家の猫たちを紹介します。
写真の猫はコブンといい、6,7年前に家にやってきました。当時の家猫たちは、出入り口を作ってあり自由に外に出ていました。寒い時期は和室に炬燵が作ってあり、よく2匹の猫がその中で寝ていたのです。私がそのこたつに入った時、足に2匹の猫が触りました。そのまま新聞など読んでいたのですが、外を見るともう一匹の猫が歩いているのです。慌てて布団をまくってみると、家猫のブチ(もう死んでしまいました)と見たこともない茶猫の子猫が寝ているのです。子猫といっても4,5か月ぐらいで(オス)、人にも良くなついており、それほど痩せてもいません。たぶん近所の飼い猫だろうということで、外に出しておきました。しかしいつもブチの後ろにくっついていて、入ってくるとついてきて、残った餌など食べています。

結局2週間くらいで、飼い主探しはあきらめ、家の猫にすることにしました。いつもブチ親分にくっついていますので、その子分でコブンという名前になりました。コブンは人やほかの猫を全く怖がらず、誰かが来てもほかの猫は2階に逃げていきますが、コブンは近寄ってにおいを嗅いたりしています。触られるのは好きなようですが、だっこは嫌いで変な声で嫌がります。声に特徴があり、口を開けて鳴くことがほとんどなく、低い声でぐるぐると鳴いています。こういった性質は、ペットショップのショーケースのなかで子猫を過ごすケースが多いようですが、コブンはどこから見てもただの雑種です。どういう飼われ方をしていたのか、猫には不思議なことが多いようです。

実は割とすぐに、欲しいという人がおり、里親に出しました。ところがコブンは新しい家でも全く平気で探索などしていたようですが、先住猫がすっかり縮こまってしまい、餌を食べなくなったようです。結局5日ほどで帰ってきました。
コブンは本当に人の良い猫で、他の猫とも仲良くするわけではないのですが、全くトラブルを起こしません。朝起きて餌を食べるのも最後ですし、最近はここにも書いたファーファに、お気に入りの寝るところを取られてしまいました。遊んでいてもほかの猫が来ると、手を出さずに待っています。ほかの猫が寝ていても、コブンだけが人の周りをうろついてるという、本当に面白い猫です。今では出戻りコブンですが、家族の大事な一員としてかわいがられています。