Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

Ishiguro の言葉は深い。

2015年06月26日 14時34分21秒 | Weblog


名前は知っていたが、読んだことはなかった。しかし、深い洞察力をもっているかたですね。




イシグロさんの世代の日本人は、戦争で負けたとは言え、日本が70年代、80年代に急成長していたからなのか、イシグロさんのように第2次大戦を強く意識している人は少ないように感じます。それにイシグロさんが育った英国は戦勝国です。それでも第2次大戦の影が大きかったというのは意外です。

イシグロ:英国は戦勝国だったから戦争について語り続けたんです。第2次大戦の話はタブーではなく、「自分たちの国はすごい」と自分たちに言い聞かせる手段の一つだった



なるほど


一方、日本はどうか。これは日本にいない私のような外にいる人から見た場合の見解ですが、戦後、日本は恐らく、「(第2次大戦については)忘れることをエンカレッジ(encourage) された」のだと思います。米国が日本を占領しはじめた頃には、第2次大戦はもう「過去」で、既に冷戦という差し迫った問題が浮上していたからです。

日本は「過去を忘れた」から復活したのでしょう

対共産主義との戦いが始まっていた…

イシグロ:そう。中国は共産国になっていたし、ソ連も大きな脅威となっていた。朝鮮戦争も始まらんとしていた。最優先すべきは日本に自信を取り戻させて、日本を民主主義と西欧の資本主義の重要な同盟国とすることだった。この戦略はうまく機能したわけです。


ドイツも日本も、第2次大戦中に独裁政権やファシズムを経験したことを考えれば、戦後、成し遂げたことは素晴らしい。日本は80年代に米国経済を凌駕するまでになっただけでなく、言論の自由や民主主義という価値を定着させ、強固な民主主義を築きました。これは、ある程度「過去を忘れる」ということをしなければ恐らく実現できなかったでしょう。


なるほど





 今の日本には過去を振り返るだけの力がある。私は、自信と力をつけた今こそ日本は第2次大戦について日本と中国、アジア諸国との間で事実について異なる認識の問題に取り組むべきだと思います。


でしょうね。






記憶とはものを見るためのレンズ

記憶とはものの見方だ、と…

イシグロ:そうです。私にとっては、記憶自体はものを見るためのレンズのようなものです。

 私は今回の物語では、社会における記憶だけでなく、個人のレベルにおける記憶についても書いています。例えば、夫婦の間における記憶ということについて非常に関心があったからです。愛というものの本当の大切さは何なのか。それは何に基づくものなのか。同じ思い出をシェアしていることに基づくものなのか。死に直面したら愛はどうなるのか。死を乗りこえるだけの強いものなのか。そういうことも記憶を使って考えたかった。




記憶、物語、歴史ーーーそうしたものは、現実世界を読むときの枠組み、レンズになっていくわけですね。




社会の価値観というのは突然、変化したりします。その時に自分が既に歳を取ってしまっていて、自分の人生を振り返ると、実はすごくよくないものに自分のエネルギーや時間を投じていたことに気づく…。こういう人は多くいるのではないでしょうか。私は当時、核軍縮の運動にも随分熱を入れていましたが、常にちょっと引いて考えなければならない、という感覚がありました。

最初の3つの作品は人生を無駄に生きてしまった人たちの話

 『日の名の残り』は、そういう英国人について書いた物語です。その前に書いた最初の2つの作品*は、そういう日本人について書いた物語です。いずれも、とても誠意があって、社会のために貢献したいと思っている人ですが、自分の視点で考えるということをしなかったがために、自分たちの周りである熱狂が浮上してきても、それに対して立ち上がることができなかったという人たちの話です。そのために、結果的に自分で後で後悔するようなことに手を貸してしまい、人生である時点まで来た時に自分の人生を振り返って、そのことに気づくわけですが、「もう時、既に遅し」というわけです。その意味で彼らの人生は無駄になってしまったわけです。



普通の人々なわけですね。




 ホームレスの人たちのために働いて、今も時々、罪の意識を感じるのは、私が彼らにしたことよりも、ずっと多くのことを私は彼らから学ばせてもらったということです。


謙虚





男性も女性も実に様々な人がいました。ホワイトカラーの仕事をしていてホームレスになった人、家出をして薬物の問題を抱えるようになった若者、また、第2次大戦で兵士として戦って大変な心理的障害を負い、社会復帰出来ずにいる人にも沢山会いました。今の時代ならばPTSD(心的外傷後ストレス障害)と認定され、何らかの支援が差し伸べられるのでしょうが、そんな言葉がまだなかった頃です。高齢者のホームレスにはこういう人が多くいました。

 当時、こうした経験が後に自分が小説を書く時に関係してくるなどとは思いもしませんでした。しかし、人間とはいかに壊れやすい、弱い者であるのかという洞察力を与えてくれました。人は絶望的な状態に置かれると、普通の人なら隠そうとする感情さえも隠そうとはしなくなる。精神面を含め様々なことが崩壊してしまい、非常に無防備になります。しかし、そういう状態にあっても、時として勇気を秘めて、気力を失うまいと頑張る人がいることも学びました。



人間に対する深い愛を感じる。

「経団連に働きかけ、マスコミ懲らしめを」

2015年06月26日 09時44分13秒 | Weblog
自民党勉強会「経団連に働きかけ、マスコミ懲らしめを」
朝日新聞デジタル | 執筆者: 朝日新聞社提供
投稿日: 2015年06月26日



愚かだ。

日本のマスコミにいろいろ問題はあるが、権力者が自分に都合の悪いマスコミをしめあげよう、というのは最低だ。

そんなこともわからず発言している議員は馬鹿すぎる。

名前を明確にすべきだ。


更新

自民の報道規制論に批判=安倍首相「事実なら遺憾」

新国立競技場 建設するなら今度こそ責任は明確にね。

2015年06月26日 09時20分42秒 | Weblog
海外「たった10年で…」 廃墟化したアテネ五輪のアリーナや野球場、プールが切なすぎる… 【海外の反応】
2014年08月07日
海外の反応スポーツ・芸能コメント(62)



新国立競技場 建てたが、いいが、無駄ないし莫大な借金が残った、ならないだろうね。

建設するなら今度こそ責任は明確にね。

More Killed by White Extremists Than Jihadists Since 9/11

2015年06月26日 06時40分15秒 | Weblog

9.11以降、アメリカではイスラム過激派より白人至上主義者により殺された人たちがおおいのであって、アメリカはアメリカ右翼を無視しているのではないか、と。

アメリカ政府および、アメリカの主流メディアはほとんんど無視でしょうな。

因みに、イスラム教徒は怖い、という出羽の守はいても、白人が怖い、という出羽の守はいない。

出羽の守の多くは、自分は名誉白人だと思いこみ、欧米の欧米中心主義、白人至上主義と同化しているのであります。

死刑で、悲しみは癒されない、犯罪抑止効果もない、と。

2015年06月26日 06時32分01秒 | Weblog
「娘を抱きしめたい思い変わらない」 闇サイト事件死刑
杉浦達朗、山本恭介2015年6月26日03時33分







BUD WELCH: Hi, Amy. I can. You know, I’m reminded, every time something like this happens, that the punishment of the death penalty is nothing more than revenge. And I went through almost a year of revenge after Julie’s death, and—revenge and hate. And one cannot go through the healing process at all when you’re living with revenge. And that’s all the death penalty is, is revenge. It is not a deterrent. It doesn’t, as the media says, bring closure to family members.


オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件の被害者の父親

死刑は復讐と憎悪以外のなにものではもなく、復讐と憎しみでは、家族の悲しみは癒されはしない。犯罪抑止効果もない、と。



更新

「被害者1人でも死刑を」署名活動した母親 死刑容認派は8割






AMY GOODMAN: We’re going to ask you to stay with us. We’re going to be talking about the fact, in our next segment, that far more white supremacists have killed more people since 9/11 than Muslim extremists in the United States. .

”部屋の向こう側にある椅子を見ていたら、そこに血まみれの女の子がいた”

2015年06月26日 05時11分52秒 | Weblog
イラク派遣自衛官の自殺率「自衛隊全体の5~10倍」は誤り 東京新聞が訂正
楊井人文 | 日本報道検証機構代表・弁護士
2015年6月25日 10時58分



2011年の一般職国家公務員の自殺率は20.7人で、自衛隊全体の自殺率を「一般公務員の1.5倍」と指摘した部分は必ずしも間違いではない。ただ、男性の自殺率は女性の約2.5倍に上るため(同年の日本人全体の自殺率は25.8人、男性は37.8人、女性は14.3人。内閣府の資料参照)、約95%が男性である自衛官の自殺率と、一般職国家公務員(約75%が男性)の自殺率を単純比較するのは難しい面もある




fujipon2015年06月25日 00:00【読書感想】帰還兵はなぜ自殺するのか


 俺の頭の中はどうなってるんだ。昨夜、ベッドに腰を下ろして、部屋の向こう側にある椅子を見ていたら、そこに血まみれの女の子がいた。その後のことは思い出せない。俺はとんでもないパニック発作に陥ったらしい。死体の幻を見るのはこれが初めてじゃない。死んだイラク人たちが浴槽に浮かんでいるのも見たことがある。どうして浴槽にいるのか、さっぱりわからない。



 オカルト映画の世界が日常に現出したら気もおかしくなる。

ブログ記事の筆者は、戦争はこうして悲惨なもんだよ、とさとしているわけですが、戦争好きなアメリカの戦争は別にして、しかし、例えば、紛争で拷問や殺害などそうした悲惨が日常化している地域に、平和維持のために、日本の軍隊=自衛隊を送らなくていいのか、という問題は残るのであります。 血まみれになって、苦しんでいる子供たちを見殺してにしていいのか、と。


Toxic silence about violence against women/ 異文化の女はふしだら

2015年06月26日 04時22分09秒 | Weblog




Tina is just one victim in an decades-long epidemic of violence that has claimed the lives of thousands of indigenous women. Ever since the 1970s – when aboriginals were encouraged to migrate to the cities – women of all ages have been shipped back to their families in coffins, said Derek Nepinak, the Grand Chief of the Assembly of Manitoba Chiefs (AMC). “I lost an aunt in Winnipeg in 1978,” he said. “This is not a new phenomenon by any means.”


But Canadians are finally starting to pay attention.

In its first attempt to gauge the scale of the problem, the Royal Canadian Mounted Police (RCMP) last year retrieved data from 300 police authorities across the country. The study concluded between 1980 and 2012, at least 1,017 First Nations women were murdered, while a further 108 went missing in suspicious circumstances.



First Nations leaders acknowledge that violence is a problem on the reserves – which are beset with poverty, drug abuse and unemployment. But only 40% of the country’s indigenous people actually live on reserves, and activists and analysts say the abuse and murder visited on Canada’s indigenous women reflects a broader history of marginalization and abuse.

That view is shared by the United Nations, which has repeatedly called for a national inquiry into violence against First Nations women, similar to the investigation launched into the murder of hundreds of women in Ciudad Juárez in Mexico.


The UN’s Committee on the Elimination of Discrimination against Women (Cedaw) concluded last year that the Harper government’s refusal to investigate the violence was “a grave violation” of indigenous women’s rights.


Nahanni Fontaine, a special adviser to the Manitoban government on aboriginal women’s issues, argues that the violence is a form of collateral damage wrought by centuries of prejudice. “From the first moments of contact with European explorers, indigenous women were scorned and stereotyped as promiscuous because they owned their sexuality and were treated as equals by their male counterparts,” she said.



Such contempt for indigenous women was reinforced by brutal attempts to force First Nations to assimilate into mainstream Canadian society. Earlier this month the country’s Truth and Reconciliation Commission described such policies as a form of “cultural genocide” in a report on the state-sponsored, church-run Indian Residential School system.



One of those children was Sue Caribou, who in 1972 was separated from her family at the age of seven, and taken to a Catholic school where for the next five years she was physically and sexually abused by missionaries who forbade her from speaking Cree, her native language.

The violence has never stopped: by the time Caribou left the school in 1979, both her parents had been murdered. Now aged 50 years old, Caribou has lost three female relatives to murder. The last was her beloved niece Tanya Nepinak, who disappeared in 2011 on her way to get pizza in Winnipeg. She was 31 years old.



Justice for the missing or murdered
Canada’s worst serial killer also targeted First Nations women: pig farmer Robert Pickton tortured and killed at least 33 aboriginals before he was arrested in British Columbia in 2002.


Soon after his arrest, Amnesty International concluded that perpetrators of violent crimes tend to target them because the “police in Canada have often failed to provide Indigenous women with an adequate standard of protection”




A dysfunctional foster care system
Activists say that the city’s social services – which should be protecting vulnerable indigenous children – are instead exposing them to further risk by plunging them into a dysfunctional foster care system.

Indigenous children make up 87% of the children in foster care in Manitoba, even though they only account for 34% of the province’s population under 18. This means that at any given time, nearly 10,000 native children are under the care of the provincial Child and Family Services department (CFS).

We see a direct correlation between girls who are taken into foster care at a young age and women who go missing,” says Grand Chief Nepinak of the AMC. “We have to stop traumatising our children.”

Carolyn Sinclair was separated from their alcoholic mother when she was only two. She and her sister Amanda were placed in a foster home where Carolyn was sexually abused, and by the time they were teenagers, both girls were using hard drugs.





カナダでは、原住民が、強制的に白人文化に適応させられ、虐待、性的虐待をうけ、その苦しみから逃れるために、酒や麻薬に走る人も多く、その結果子供は孤児院に入れられるが、そこで、また、性的虐待を受けるといった、悪しき循環の歴史がある、と。

人種差別意識が強烈に強いせいであろう、原住民の女性が殺されても、捜査もされないでおり、摘発されないで、犯罪の標的になる、というように、これまた、悪しき循環を形成してしまっている、と。

犯罪がおきても調査もしないのは、原住民女性に対する人権侵害である、と。


異文化の女性は、ふしだら、という固定観念を拡散し、それでいて、自分たちより劣等であり、従って、性的搾取してもよい、しかも、被害者が泣き叫んでも、加害者が同族ならば、お咎めなし、報道もしない、と。

NYTのファクラー記者ならよくご存知のはずの構造がここでもみられるのであります。