さくら日記でございます。

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★子どもが元気に育つために必要なもの「自己肯定感」

2019-07-04 06:12:12 | 「本」

お疲れ様です。
皆さまお元気ですか?
今日は、またまた本です。
「石田勝紀」さんの
「子どもの自己肯定感を高める
10の魔法のことば」
です。

ちょっと面白い本です。
ちびっこを子育て中の方
一度読んでみると、
いろいろと参考になるかもしれません。

よかれてと思って言った言葉。
もしかすると、子どもへの影響は親が思っている
その正反対になっているかもしれません。

その秘密は
子どもの「自己肯定感」らしいのです。

これが育つか否かで
子どもの将来が違ってくるようなのです。

そして、ちょっとガッカリなのですが、
我が日本、なんとアメリカ、中国、韓国の子供たちにくらべて
自己肯定感が著しく低いようです。

少し前のデータですが
平成28年文科省提出、教育再生実行会議資料の
「高校生の生活と意識に関する調査報告書」

によると
「私は人並みの能力がある」という問いに
「とてもそう思う」と答えた人はわずか7.4%
いっぽう「自分はダメな人間だと思うことがある」
という問いには
「とてもそう思う」「まあそう思う」と答えた人の
回答を合わせると、なんと72.5%
どんでもない数字になっているようなのです。

石田さんによると
この原因の一端は
「日本の子どもたちは、テストの成績によって自己肯定感
をつぶされている」
といいます。

小学生くらいから
もう勉強、勉強、テスト、テスト・・・

学校では実際、こんな教育。
その勉強が何のために必要か?
その勉強に興味があるのか?
子どもの気持ちはどうなのか?
なんていう問いは、置いておいて
とりあえず、将来の為に勉強せねばなりません。
そんな風潮があるのは事実ではないでしょうか?

たまたま、このシステムがあっている
子どもは良いと思いますが
すべての子どもがあっているとは
言えないですよね

このシステムにあわず、そのリクエストに
応えることができなければ
自分はダメなのかも・・・
思ってしまっても仕方がないなあ
そんなふうに思います。

そして、親は親で、そのリクエストに
子どもが応えることができなければ
やはり心配になり、この本で言う
「呪いの言葉」を子どもかけてしまうことになります。

そんな言葉にたいして子どもは
「親から言われて心が重くなった、イヤな気分になった」
そんなふうに感じてしまいます。
その「呪いの言葉」を紹介すると

「それくらい我慢しなさい」
「みんなに嫌われるわよ」
「あとで後悔するのは自分だからね」
「あなた、友だち少なくない」
「なんだかんだ学歴社会なのよ」
「それじゃモテないよ」
「あなたじゃなくて、親が笑われるのよ」
「入試に落ちていちばんつらいのは自分だからね」
「将来が不安だわ」
「大した容姿じゃないんだから
 勉強でがんばるしかないよ」
「そんなこともできないの」

「下手ね、みっともない」
「あたなのためを思って言っているの」
「お姉ちゃんはもっとできたのに・・・」

こんな感じです。
こころあたりはありませんか?

だったら、自己肯定感をあげるためには
なんて言えばいいの?
そんな問いについても
いろいろと書いてありました。

その中から少し
「子ども才能を伸ばす魔法の言葉」をご紹介します。
とっても簡単ですよ

①すごいね
②さすがだね
③いいね

メチャメチャシンプルです
しかも、いつも使っている言葉
ですが、使い方には、ちょっとしたコツがあるようです。

★魔法の言葉は「軽く、明るく、さりげなく使う」

「わざとらしく」いかにも
って感じだったら、当然効果は逆。
親や周囲に「あるがままを認められた子ども」は
ますます、みんなに認められようと
楽しい努力を重ねます。

やらされるのはなく、自分が楽しいからやる
これだったら、
何も言わなくても、どんどん頑張ってしまう
そんな結果になりそうですよね。

★「すごいね」「さすがだね」は勉強に使ってはいけない

子どもは頑張って70点をとりました
これに、「すごいね」「さすがだね」と言ってしまうと
子どもにとっては、見えすいた演技に見えるかもしれません
かえって変なプレッシャーになる可能性もあります。
ということで、勉強には使わないほうが良さそうですね
だったら勉強はどう言えば良いのでしょうか?

それは、「いいね」という子どもを認める言葉が良いそうです。

などなど
この本には様々なエピソードとともに
言葉の大切さを紹介しています。
そして、目からウロコのような話が満載です。

子育て中の方
もしよかったら
一読するとグットだと思います。

ということで
今日は「石田勝紀」さんの
「子どもの自己肯定感を高める
10の魔法のことば」
をご紹介しました。