さくら日記でございます。

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★大切な人無事、そして無病息災を祈る「氷室饅頭」

2019-07-02 06:19:24 | 「金沢」

お疲れ様です。
皆さまお元気ですか?
昨日は新しい職場で初仕事
たいした事は何もしてませんが
ぐったり疲れました。
ですが、7月1日ということで
「氷室饅頭」を頂きました。
とりあえず、これを食べてたら元気が出てきました。
ありがとうございます。

ということですが、
この「氷室饅頭」皆さまご存知でしょうか?
「氷室(ひむろ)」というのは
雪を貯める場所のことです。
冬の間に積もった雪を貯めておいて
暑くなってきたら、それを使う

昔は冷蔵庫が無かったので
なんとか、暑い季節を乗り切るひとつの
知恵なんですね。

観光地で有名な兼六園にも、
その氷を貯めた場所の跡があるそうです。
そして地方のニュースになるのは
湯涌温泉でおなじみの湯涌にある氷室小屋です。
いまでも氷室に雪を詰める行事
氷室から雪を取り出す行事(氷室開き)

が行われています。

そして、その氷を
我が加賀藩はなんと江戸まで運び
7月1日(旧暦では6月1日)に献上
していたそうです。

雪ならもう少し近くにありそうなものですが
加賀藩メチャメチャ頑張っていました。

ですが、こちら加賀から江戸までは
そうとうな距離があります。
そんな時、江戸まで無事に氷が届くようにと
お供えされた饅頭がこの「氷室饅頭」

大切なものの無事を、そして無病息災を祈り
饅頭を食べる習慣
が広がっていった
それが、この「氷室饅頭」なのです。

そんな歴史をみると
現代はなんて便利な社会なのでしょうか?
ですが、大切な人を想う気持ちは
時代が変わっても同じですよね。
饅頭たべて、そんな想いを
かみしめる。
昨日はそんな7月1日でした。

ということで、今日は金沢でお馴染みの
「氷室饅頭」でした。

アマゾンには氷室饅頭がなかったので
似たような饅頭です。