一人想うこと :  想うままに… 気ままに… 日々徒然に…

『もう一人の自分』という小説を“けん あうる”のペンネームで出版しました。ぜひ読んでみてください。

童話『月の丘』

2010-01-30 00:00:10 | 日記・エッセイ・コラム
 先日、goodbook に注文していた
『月の丘』 作・絵 伊藤晴美
が届いた。
これは前々から読んでみたいと思っていたものです。


Tukinooka


 この童話、『月の丘』は、絵も含め、ぴのこさんこと伊藤晴美さんの作品です。
内容を少しだけ紹介させて頂きます。

 幼馴染のステラとハナ。
ステラの夢はパイロット。そしてハナは小説家になるのが夢です。
二人はいつも手をつないでいます。
周りの風景をステラが目の見えないハナに言い伝えます。
すると、ハナは感じたことを色で言います。
それは楽しいこと、哀しいこと、すべてハナにとっては見たことのない色で表現するのです。
そんなある日、近くの月ケ丘に絵描きさんが引っ越してきました。
そして三人の物語が始まっていきます。
読んでいくと、家族とはなにか? というのが伝わってきます。

 物語の中に印象的な言葉がありました。
それはハナの言った言葉で、
「絶望は、少しずつ時間をかけて噛み砕いて、自分のものにしてくしかないのよ」
というものでした。

 ぜひ読んでみてください。

 それと、もう一冊 goodbook 短編集
こちらは今度ゆっくりと読んでみたいと思っています。


Tannpennshuu


 どちらも注文は下記 goodbook へお願いします。
http://goodbook.jp/


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針の穴

2010-01-26 20:52:41 | 日記・エッセイ・コラム
 カミさんが繕い物をするのに針の穴に糸を通そうとしていた。
だが、なかなか通せないようだ。
「おとうやん、針の穴に糸が通らない」
「どれ、かしてごらん」
 私の場合、強い近視なので、眼鏡を外せばごく近いものならまだ見える。
が・・・ なかなか穴に糸が通らない。
「この針の穴、小さくなったんじゃないか?」
 思わず、というよりも、まじめにそう思った。
するとカミさんが、
「なに言ってんの、穴の大きさは昔からまったく変ってません!」
と言って、私から針と糸を取り上げ、また自分でやり出した。
トライすること50回。
「フーッ、やっと通った」
 どうやら私も近視の眼鏡を外しても近いものが見えづらくなったようだ。
こういうのは本人が知らない間に来るものなんだね。


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ストレス発散・・・?

2010-01-22 23:12:41 | 日記・エッセイ・コラム
 うちはカミさんも仕事をしているが、ほとんどの場合私が後に帰ってくることが多い。
帰ってくると、まずは着替えて直ぐにバーボンに手が伸びてしまう。
椅子に腰掛けて、カラカラと氷の音を楽しんでいる。
早い話、こういう時の私にとってバーボンとはグチャグチャになっている頭を冷やす冷却水のようなものだ。
 一人のんびりと飲んでいると、決まってカミさんが台所の手を休め、トットットッとやって来る。
そして、今日会社であったことを一通り話している。
そのほとんどが愚痴のようなもの。
無碍にもできないのでそれなりに相槌をうっていると、満足したかのようにすっきりとした顔で戻って行く。
 だが・・・ これが逆になるとちょっとすごいことになる。
私が先に帰ってきていて、カミさんが残業で遅くなった時だ。
こういう時は大概会社で一騒動あった時のようだ。
私がいつものようにのんびりと飲んでいると、玄関を開けるなりドッドッドッドッドッとブルドーザーのように迫ってきて、形相険しく一方的にしゃべりまくっている。
それこそ相槌も打てないほどだ。
それはもう機関銃を乱射し、所かまわず打ちまくっているようなものだ。
そして散々打ち終わると、何故かすっきりとした顔になり、
「カイカ~ン・・・!」
という懐かしい言葉が聞こえてくるような雰囲気になっている。
 いったい私は何なの? こっちもそれなりにストレスは溜まってるんだけどね。
世の女房族と亭主族は皆それなりに同じようなものなんだろうか・・・
ふと思ってしまった。


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燃費が悪い・・・?

2010-01-15 23:05:15 | 日記・エッセイ・コラム
 どうも燃費が悪いようだ。
と言っても車の話ではない。
私の身体のことだ。
 子供の頃から、『やせの大食い』で有名だった。
とにかく人一倍食べていたし、今でも同世代の成人男性の倍近くは食べている。
なのにどういう訳か太らない。
 ちなみに今現在の体形は、身長、体重とも二十歳の頃とほとんど変っていない。
学生時代に着ていたVANジャケットのコートも未だに普段着ているくらいだ。
せいぜい変ったといえば、胸や肩周りに付いていた筋肉が、じわじわと下にずり落ちてきたぐらいだ。
 どうやらこの原因はHDLコレステロール(善玉)が以上に多いことに起因するようだ。
逆に悪玉と言われるLDLコレステロールは基準値以内に常に収まっている。
早い話、せっせせっせと食べていても、HDLがせっせせっせと余分なコレステロールを回収しているようだ。
 そんな私を見て、カミさんがポツリと言った。
「どうしてそんなに食べていて太らないの?
すぐ腹へったって言うし。
ほんとに燃費悪いんだから・・・
私なんかこれだけのご飯の量で仕事もするし身体も維持できている。
ほんとにエコな身体なんだから・・・」
 どうも私の身体は、車でいうと昔のアメ車のようなガスガズラーらしい。
でも、人間の身体までエコを求められたらたまらんよね。
食いたいものは食いたいし、腹が減っては戦はできん・・・!!
と、思うんだけどね。


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再検査

2010-01-09 21:02:47 | 日記・エッセイ・コラム
 去年の12月に会社の健康診断を受けていた。
その診断結果が12月末に届いていたのだが、体に不調もないのでそのままにしておいた。
年が明けて落ち着いてから封を切ってみると、なんと再検査の通知が入っていた。
それは、『胃粘膜下腫瘍疑』というもので、すぐに医療機関を受診してくださいということであった。
 正直びっくりしたね。特に『腫瘍』という文字に目が点になってしまった。
はっきり言って食欲旺盛、酒も飲むし体重も減っていない。
それなのに何故? というのが正直なところだった。
カミさんもすぐに病院に行ってくれと言うので、今日検査を受けに行ってきた。
 当然、胃カメラによる内視鏡検査。
最近は口からではなく、鼻から胃カメラのチューブを入れるようで、この方が吐き気もなく負担が少ない。
早速鼻に麻酔薬を入れられベッドの上に横にさせられた。
そして血圧を測って採血。
この時、看護師が、
「麻酔薬を注射しますので、眠くなったら寝ていても良いですから」
という声が聞こえた。
これが最後だった。
別にすることもないので、検査まで寝ていようと目を瞑ったとたんに爆睡してしまった。
「あぁ~ 良く寝た」
と思って目を開けると、どうやら別の部屋にいるようだ。
「ここで検査するのか?」
そう思っていると、先ほどの看護師がやってきて、
「お目覚めですか? 具合はどうです?」
と聞く。
「べ、別に・・・」
何を聞いているのかまったく理解できなかった。
そして看護師は、
「もう検査は終わりましたから待合室で待っててください」
と言った。
 どうやら寝ている間に検査は終わってしまったようだ。
痛くも痒くもない。それよりもまったく記憶にない。
今の検査技術はすごいと思った。
 そして医師に呼ばれて検査結果を聞くと、
「胃粘膜下に1cm大の腫瘍があるが今のところ問題はない。これが3cm以上になると手術が必要。一応半年後にもう一度検査しましょう」
という事であった。
まずは一安心。
 家に帰ると、カミさんからメールがあった。
「どうだった?」
「1cm大の腫瘍があるが別に問題ないと言われた」
「でも、お酒控えないとだめでしょう」
「いや、そんなことは一切言われなかった」
「絶対にだめよ!」
「問題ない!」
「だめったら、だめ!!」
「大丈夫だ!!」
「絶対に、だめ、だめ、だめ!!!」
 こんなやりとりが数回続いた。
でも、飲みたいものは、やっぱり飲みたい。
今宵も美味しいバーボンを飲んでいる自分だった。


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二代目寿司○田屋開店

2010-01-03 20:34:21 | 日記・エッセイ・コラム
 やっと年末年始の慌ただしさから開放された今日、私もカミさんも休めたので娘夫婦が孫を連れてやって来た。
当然、今日は私の出番。
年に一度か二度しか店を開けない寿司○田屋の開店だ。
使うネタは当然私の好み。ただ、客の注文があると握れるネタは何でも握るというのがこの寿司屋の営業方針。(どっかで聞いたような・・・・)
で、今日の握りはこれ。


Susiyoshidaya5


 自慢するわけじゃないけど、やっぱり自分で好きなネタを握るのが一番美味い。
ただし、プロの職人技には到底かなわないけどね。

 私が寿司を握りながら孫にちょっかいを出していると、やりすぎてしまったようでどうやら嫌われてしまった。
私の顔を見ると、すぐ泣いてしまう。
それからはカミさんがあやしっぱなし。
ちょっと悲しかったが人見知りが激しくなったということで自分を納得させていた。

 皆で美味しく寿司をいただき、今年も良いお正月を過ごせた。
今年も頑張らねば・・・!!


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