一人想うこと :  想うままに… 気ままに… 日々徒然に…

『もう一人の自分』という小説を“けん あうる”のペンネームで出版しました。ぜひ読んでみてください。

積丹半島 トーマル峠

2010-06-27 21:03:37 | 日記・エッセイ・コラム
 天気も良いし、暑くてたまらんのでカミさんとドライブに行ってきた。
行ったのは積丹半島を横断しているトーマル峠。
行くのはかれこれ20年ぶりかな。
 まずは小樽を抜け、ひたすら海岸沿いを走る。
ローソク岩を横目で見て古平町を抜け、積丹町まで行った。
 積丹半島に来ると、必ず寄るのが『ふじ寿司』。
このお寿司屋さんは地場の魚貝類を中心にネタを握っているので新鮮で美味しい。
それに価格も小樽よりもリーズナブルだ。
 中に入ると、すでに満席だった。
でも、待った甲斐があってやっぱり美味しいね。
 ふじ寿司でお腹をいっぱいにすると、また古平町に戻ってトーマル峠を目指した。
20年前と比較すると、道路が格段に整備されている。
聞くところによると、このトーマル峠は北電の泊原発で事故があった場合の避難道路になるという事だ。
だからこれだけ整備されているんだろうね。
あの勾配のきついつづら折の道路も緩いカーブになっていて、覆道やシェルターで冬も通行可能になっている。
昔は冬期間は通行止だったんだけどね。
 峠の頂上付近の覆道からトーマル沼のある展望所に出た。


Toomaru15


 この眺めは何年経っても変らない。
積丹半島の山々が見える最高のロケーションだね。
 しばらくここで休んでから、神恵内村に向けて峠を下り出した。
下りは覆道やシェルターが多いけど、陸橋が空中回路のようになっていて、山と山の間を飛んでいるような感覚に陥る。
 そして、神恵内村を抜けて泊村。


Toomaru25


 ここにニシン御殿があったので、ちょっと見学してきた。


Toomaru35


 中に入ると、隠し部屋があったりして、当時の栄華が偲ばれるよね。
 これが当時ニシン漁をしていた、『保津船』(ほっつせん)と呼ばれる漁船。
これに8~10人が乗り、漁をしていたようだ。


Toomaru45


 海を見ると、陽の光りを浴びて煌いている。
この海に当時はニシンが大量に群来(くき)し、海全体がニシンの白子で乳白色になったんだろうね。



Toomaru55


 泊を後にすると、帰りはニセコのパノラマラインを通って帰って来た。
すでに陽は傾き、ニセコの山々は霞んでいたけど、ここからの眺めはやっぱり最高。



Toomaru65


 またどこかに行きたくなってきた一日だった。


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ムックリ

2010-06-21 21:18:06 | 日記・エッセイ・コラム
 前々から興味があったムックリを買って来た。
売っていたのは札幌郊外の小金湯にある、サッポロピリカコタン。
 ムックリとは、北海道の先住民であるアイヌの民族楽器の一つで、口琴と呼ばれる楽器。


Mukkuri5


 素材は北海道に自生している根曲り竹を使っている。
 演奏のしかたは、右手で糸をピンと引っ張り、舌のような弁を振動させて音を出す。
それを軽く口に含んで音色を変えるというもの。
 実際にやってみると、これが結構難しい。
それでも何とか「ビーーン」という音が出るようになったので、軽く口に含んでみた。
すると、口の開け閉めや舌の使い方で微妙に音色や音程が変る。
「ビンビンビーン ビョ~ンビョ~ン」ていう感じだ。
 これって結構面白い。
なんとも言えない素朴な音色だ。それに楽譜が要らない。
すべてその時の自分の感じたままに演奏すれば良い。
ある意味、ジャズの即興と同じだ。
結構はまりそう。
でも、なれないせいか腕が疲れた。


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支笏湖 オコタンにて

2010-06-13 21:48:21 | カヌー
 久しぶりにカヌーに乗ってきた。
行ったのは支笏湖のオコタン。
天気も良く、温かい。まるで夏のよう。
 これはオコタンへと続いている樹のトンネル道。
あまりの気持ちの良さに、変なおっさんが思わず背伸び。


Okotann15


 友人のS夫妻が到着すると、すぐに湖に出た。
風もなく、べた凪ぎ。
湖水は俗に言う、支笏湖ブルー。
湖岸からは深い森がせり出している。


Okotann25


 湖岸のせり出した森が、まるで樹のトンネルを作っている。
これは絶対に通るべきだね。


Okotann35


 トンネルの中に入ると、ひんやりとしていて気持ち良い。
 今日の支笏湖は、とにかく条件が良い。
ほとんど風がないので、湖面は鏡のよう。まさに水鏡っていうのかな。
その鏡のような湖面を行くS夫妻のカヌー。
水面を境に上下対称に写っている。


Okotann45


 こんなに良い条件は滅多にないね。
久しぶりのカヌーだったから、支笏湖の神様はご褒美をくれたのかな。
そう思うほどだった。


Okotann55


 今度はカヌーにデイキャンプの道具を積んで、オコタンから美笛に向けてツーリングしよう。
S夫妻と、そう次回の計画を話して楽しい一日は終わった。
 お疲れ様でした。


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ニス塗り

2010-06-09 21:05:58 | カヌー
 先週、久しぶりにカヌーのブルーシートを外した。
今年こそは絶対に乗りに行こうと思ってだ。
シートを外すと、ガンネルのステム部分が水に浸かってニスが剥がれていた。
カヤックもシートを外すとラダーが部分的に水ぶくれ状態になっている。
「ん~ん、これはニスを塗らんといかん」
 まずは、水が浸透した部分のニスをサンドペーパーで剥がし、乾燥させておいた。
 そして昨日、カヤックのラダーシステムの組み立てから始める。
久しぶりだったので、ラインの張り方から戸惑ってしまったけど、何とか組み立てた。
そしてニス塗り。
 久しぶりに見るカヌーとカヤック。
「やっぱり水の上に浮かんでいたい」
 さて、どこに行こうか。
やっぱり支笏湖?


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思い出の映画館が閉館

2010-06-03 12:40:36 | 日記・エッセイ・コラム
 札幌の歓楽街、ススキノに古くからある映画館が閉館したそうだ。
シネコンなどの大手に押されて客足が伸びなかったのが原因らしい。
 この映画館は、私が子どもの頃から怪獣映画を観に良く通った映画館だった。
そして結婚し、子どもができると、また息子と一緒に怪獣、特にゴジラを観に二人で行っていた。
 一番最後に行ったのは、そう、今でもはっきりと覚えている。娘が高校生の時に私と二人だけでデートした場所だった。
そして二人だけでススキノに飲みに行った。もっとも娘はウーロン茶だったけどね。
 娘と二人だけで過ごし、デートした最後の場所。その映画館が閉館した。
時代の流れとは言え、なんだか淋しいね。
ふと、そう思ってしまった。


コメント (4)
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