昨日、実家の爺さんからカミさんの携帯に初めてのメールが届いた。
実は、義父は一人暮らしで高齢のため、二年程前から安否確認のため携帯を持たせていた。
当初、電話の使い方はなんとか覚えたが、メールだけはどうやっても覚えられなかった。
息子が実家に行ったとき、一日掛かって教えてもだめだった。
それが、どういうことか、いきなりのメールだ。
たしか文面はこんな感じだったと思う。
『こんにちはめーるおうつことがやつとできるようになりましたごきげんよう』
メールを受け取ったカミさんは、一瞬固まっていたが、大笑いしながら返信すると、
『ちやくしんしましたおやすみなさい』
と、すぐさま返って来た。
“を”が“お”になっていたり、“つ”、や、“や”が小文字になっていなかったり、単に平仮名が連なった文だが、83歳の優しい好々爺の姿がにじみでていた。
後で聞くと、冬の間、身を寄せている、義兄のところの姪が、何日も掛かって根気よく教えていたらしい。
成せばなる、成さねばならぬ何事も
ということか。
ふと、そう思ってしまった。
実は、義父は一人暮らしで高齢のため、二年程前から安否確認のため携帯を持たせていた。
当初、電話の使い方はなんとか覚えたが、メールだけはどうやっても覚えられなかった。
息子が実家に行ったとき、一日掛かって教えてもだめだった。
それが、どういうことか、いきなりのメールだ。
たしか文面はこんな感じだったと思う。
『こんにちはめーるおうつことがやつとできるようになりましたごきげんよう』
メールを受け取ったカミさんは、一瞬固まっていたが、大笑いしながら返信すると、
『ちやくしんしましたおやすみなさい』
と、すぐさま返って来た。
“を”が“お”になっていたり、“つ”、や、“や”が小文字になっていなかったり、単に平仮名が連なった文だが、83歳の優しい好々爺の姿がにじみでていた。
後で聞くと、冬の間、身を寄せている、義兄のところの姪が、何日も掛かって根気よく教えていたらしい。
成せばなる、成さねばならぬ何事も
ということか。
ふと、そう思ってしまった。