朝日のあたる家

　今日は休みだったが、朝から雨が降ったり止んだり。もう秋の天気だね。
どこかにバイクで出かけようとも思ったけど、家で懐かしい曲を聴いていた。

『朝日のあたる家』という曲がある。
もともとはアメリカの民謡、早い話フォークソングだったようだが、それをアニマルズというロックグロープがアレンジし、世界的なヒットを飛ばした。
その後、この曲はいろんなアーティストがカバーしている。
もちろんベンチャーズもアニマルズのバージョンでカバーし、当時のギター小僧の教本的な曲だ。
その『朝日のあたる家』を、なんと日本の演歌歌手の大御所、ちあきなおみがカバーしたのがある。
しかも、日本語の歌詞をなんと伝説的なシンガーの浅川マキが作詞した。
タイトルも『朝日楼』として。
これはすごいよ。
もうこの『朝日楼』はまたくの別物。
あらためて、ちあきなおみという歌手の素晴らしさが分かるね。
この二曲を聴き比べて欲しい。
まさに『朝日楼』は完全なオリジナルと言っても良いんじゃないかな。
ふと、そう思ってしまった。

まずは、アニマルズの『朝日のあたる家』から。



そして、ちあきなおみの『朝日楼』
じっくりとお聴きあれ。

さっぽろ湖

　カミさんと久しぶりに休みが一緒だったのでさっぽろ湖に行ってきた。
さっぽろ湖とは札幌近郊にある定山渓ダムでできた人造湖だ。
ところが、湖の手前で道路が封鎖されている。
居合わせた開発局の人間に聞くと、湖沿いの道路で崩落の危険性があるので、工事中だと言う。
通れるのは許可を受けた工事車輌だけだと言う。
仕方がないので、ダムだけでも見ようと下に回り定山渓ダムに行った。
下から見上げると、やっぱり大きいね。




ダムの内部を見学できるというので行こうとしたが、冷蔵庫のように寒くて止めてしまった。




ダムの下の公園をカミさんと散策していると、カミさんが遊歩道を見つけた。




どうやら、さっぽろ湖につながっているらしい。
ここまで来たんだからと、さっそく登りはじめた。
途中、いろんな木の実がなっている。
クルミが木の枝になっているのは、初めて見た。
いつもは地面に落ちているのしか見たことがなかったのに。




このクルミ、私が子供の頃によく食べたオニグルミだ。
シマリスの餌で有名だよね。
このオニグルミは殻が厚く、実は小さいんだけど、味が濃厚で本当に美味しいんだよね。
食べれるようになるには、秋まで待たなくてはならないけど、また食べてみたいね。

遊歩道を登って行くと、突然現れたのはどこまでも続く一直線の急な階段。




これはもう登山をしているのとまったく同じになってしまった。
考えてみると、あれだけの高いダムだからね。
下から登って行くと、ちょっとした登山だ。

「ヒーヒー、ゼーゼー」と休み休み登って行くと、やっとダムの上に着いた。




そこからは、道路封鎖で見えなかったさっぽろ湖が見えた。
湖の全景や綺麗な山並みが見えなかったのはちょっと残念だが、来たかいがあったね。

風車

　やっと北海道も夏らしい暑い日が続くようになった。
今日は休みだったが、朝から暑い。
こんな日に家には居たくない。
そこで、バイクで厚田の電力用の風車を見に行ってきた。
ここで夏にバイクに乗ると感じたことがある。
風を受けて気持ち良いのはもちろんだが、それよりも周りの匂いだ。
道を心地良いエンジン音と共に走っていると、牧草地の枯れ草の匂い、畑の堆肥の匂い、キャンプ場から漂ってくるバーベキュウの匂い、そして、海からの潮風の匂い。
こういうのは、エアコンを効かした車の中では絶対に味わえない。
本当に心地良い。
のんびりとひたすら走り続けた。

目指す風車は厚田の海岸線沿いの丘陵地帯にあった。




初めて見たけど、本当に大きい。
風を受けてゆったりと回っているのが印象的だった。
そしてそこから見える海は、陽の光りを受けてキラキラと輝いていた。




風車を見て、海を見て・・・
時が経つのを忘れてしまう。
久しぶりにスッキリとした一日だった。