ネズミが一匹

　今日の夕方、二階のベランダから、何気なしに裏庭を見ていると、片隅に置いてある物置の下から灰色のふっくらとした毛毬のようなものがコロコロと出てきた。
　最初は何か良く分からなかったが、よくよく見てみると、なんとそれはネズミだ。
それも丸々と太っている。
「アッ、ネズミだ！」
　と言うと、そのネズミはカヌーの台の下に潜り込んで行った。
「エッ？　ネズミ？　どこどこ？」
　カミさんがそう言いながらベランダに出てきた。
カヌーの台の下にいると言うと、横に置いてあった植木鉢の中から小石を取り出し、おもむろにカヌーの台に向かって投げだした。
「ゴン！」
　小石が当たると、その下からネズミがコロコロと出てきて、物置の下に戻って行った。
　ひょっとして物置の下にネズミの巣があるんだろうか？
　最近の住宅では、家の中にネズミがいるというのは聞いたことがない。
でも、家の外には今でもいるんだね。
だけどいったい何を餌にしているんだろう。
餌になるようなものはないんだけど・・・？
　それにしてもコロコロと太ったネズミだった。

暖かいね

　今日は本当に暖かい日だったね。
春を通り越して初夏の様な感じだった。
　おかげでサクランボの花芽も膨らんでいる。





　やっと裏庭が綺麗になってきたので、今日は下回りを消毒した。
サクランボの花が咲くのも、もうすぐだね。

藻岩山山頂

　昨日の夕方、買い物帰りにカミさんが、
「そうだ、藻岩山に行ってみよう」
と言う。
　考えてみると、もう何年も登っていない。
それも、山頂が改築されてからは一度もなかった。
それで、時間もあることだし、ドライブがてら藻岩山山頂まで行ってきた。
　山頂への観光道路の料金所に着くと、市民割引があるという。
札幌市民なら誰でも割引になるそうだ。
車の料金と、中腹駅から山頂までのモーリス号の料金を含めても、往復で二人で1.080円だった。
これは結構お得だね。
　山頂までの道路は雪もなく、夏タイヤでも快適に走れる。
ただ、中腹駅に着くとめちゃくちゃ寒い。
温度計を見ると、－1℃。
車に積んであった冬用のコートを着込み、モーリス号に乗り込み山頂を目指した。
　山頂に着くと丁度夕日が沈む時だった。





　西の山並みに沈む夕日は本当に綺麗だね。
良い時間に来れて幸せ気分。
　夕日が沈んだ後に、反対側の東側を見ると。
ポツポツと明かりが点き始めた札幌の夜景の空に、ぽっかりとお月さんが浮かんでいた。
満月にはまだ日があるけど、本当に綺麗なお月さんだ。





　久しぶりに行くと、結構良いもんだね。
今度はもう少し暖かい時に行こう。

『バカ爺さん』と『アホ婆さん』

　どうも私の『バカ爺さん』ぶりは衰えを知らないようだ。
今年は身内の結婚式が三回もあり、その全部に孫娘が花束贈呈をする予定になっている。
当然それなりのドレスと靴も必要になるので、とりあえずそれは買ってきたのだが、どうもそれだけでは物足りない。
で、幼児専門のショップに行くと、あるはあるは、レースの靴下に手袋、それにティアラにネックレス。そしてイヤリングやバッグなど様々なものが売っている。
ここまで来るともう本領発揮だね。
「欲しいもの全部買ってしまえ！」
やっぱり出てしまうね、バカ爺さんぶりが・・・
でも、最近は誰も何も言わないんだよね。
もうあきらめているらしい。
結局その日は全部買ってしまった。
　ところで、最近、このバカ爺さんぶりが、どうもカミさんにうつってしまったらしい。
買い物に行くたびに、孫娘に丁度好さそうなものを見つけると、
「アッ、これ可愛いから買っていこうかな」
と言いながら品定めしている。
そして最後に、
「やっぱりおこられるからやめておこう」
と言って品物を置いている。
私を見ているから、また買って行ったら娘に怒られると思っているんだろうね。
そんな遠慮はせずに買えばいいのにね。
もうすでに立派な『アホ婆さん』になっているんだから・・・!!