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Kennyのブログあれこれ

写真付きで日記や趣味を書くあれこれ

日記(10.23) 年々歳々・・・

2013-10-23 16:38:30 | 日記
10月24日 (木曜日)  夕

今年も庭の”ツワブキ”が咲き始めた。


毎年、同じ繰り返し、詩にある様な梅を見るよりも
この花をみるころになると、
 秋は日も短くなって、さびしい時期でもある。

従って、この詩を思い出す。
同時にお付き合いしていた方々が先にいかれた事も思い出す。
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年年歳歳花相似 歳歳年年人不同

昔、洛陽の東の郊外で梅を見ていた人々の姿は今はもう無く、
それに代わって今の人たちが花を吹き散らす風に吹かれている。

来る年も来る年も、花は変わらぬ姿で咲くが、
それを見ている人間は、年ごとに移り変わる。


お聞きなさい、今を盛りのお若い方々。

よぼよぼの白髪の老人の姿、実に憐れむべきものだ。

この老人の白髪頭、まったく憐れむべきものだ。

だがこの老人も昔はあなた方と同じく紅顔の美少年だったのだよ。
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劉希夷(りゅうきい)(651-679)。
 初唐の詩人。28歳で亡くなりました。
 20代の詩とはとても思えない、すごい感性です。

「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」この部分は
 大変有名で、梅の季節になると思い出すという方も
 いらっしゃるのではないでしょうか。

  叔父の宋之問がこの詩をいたく気に入って、
   譲ってほしいと頼んだが、断られました。

  そこで宋之問は下僕に命じて劉希夷を殺させた… そんな説もあります。
  まさか事実ではないでしょうが、
  それくらいこの詩の評価が高いということです。
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代悲白頭翁

古人無復洛城東
今人還対落花風
年年歳歳花相似
歳歳年年人不同
寄言全盛紅顔子
應憐半死白頭翁
此翁白頭真可憐
伊昔紅顔美少年

白頭を悲しむ翁に代わる(抄)

古人また洛城の東に無く
今人また対す落花の風
年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず
言を寄す全盛の紅顔子
應に憐れむべし半死の白頭翁
此翁白頭真に憐れむべし
伊れ昔紅顔の美少年
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★いつまでも、花と同じ様でありたいが、そうはいかない人生だ!
 エイジングケアーとかアンチエイジングなどと沢山のCMが氾濫するのが
 わかる様になってきた。

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石蕗 (つわぶき)

・菊(きく)科。

・開花時期は、10/15 ~ 11/末頃。
葉は蕗(ふき)に似ている。名前は”つや”のある葉から
 ”つやぶき”。 それが変化して 「つわぶき」になった

・きれいな黄色の花。

・冬から春にかけて、若葉をつみとって、塩ゆでにするとおいしいらしい。
 葉を火であぶったものは、腫れ物や湿疹に薬効がある。
・「キャラブキ」や 九州名産の「佃煮キャラブキ」は、
 このつわぶきの葉っぱで作られる。・・・とあった。

★ついでに、”ツワブキがいっぱい咲いていた場所ツワブキの野が
 ”津和野に成ったと聞いている。

 森鴎外の生家の周りにも沢山のツワブキが咲いていたことが
 思い出される。

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椿の花もいつの間にか咲いている。



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畑も湿っていて、ネギと黒豆の枝豆と蕪を収穫にとどまった。
何も出来ない一日であった。



日記(10.23) 新聞記事(魚)

2013-10-23 12:05:49 | 日記
10月23日 (水曜日)  曇り

今朝の新聞記事に

北海道では先月から秋サケの定置網でブリが大漁となり、
漁業関係者を驚かせたという。

▲暖流魚のブリが秋サケの定置網で混獲されるのは今に始まったことではないが、
 それがここ3年は豊漁が続き、とくに今年はすでに過去最高を更新しているという。

 原因はやはり海水温の上昇らしく、北海道ではイカ、サンマ、イワシなどの漁獲異常も
 話題となった。

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その昔、お正月に食べる魚は西日本でブリ、東日本はサケといわれた。
その分布の境界が長野県だったという。

富山方面から運び込まれる塩ブリは安曇平から木曽方面に入り、
一方で新潟の塩ザケは北信地方から佐久平の年取り魚となった。


▲今も年取り魚の習慣を残している地方はあるだろうが、
 このブリとサケ、海の中の分布の方が最近ちょっと変わってきているらしい。

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▲一方、南の海の水温や大気の状態も常と異なるのは、
今月に入って日本に接近する台風の続出が示すところである。

台風27号は週後半にも列島に近づく動きを見せているが、
そうなれば10月に日本付近にやってくる5個目の台風となる。
これまた観測史上最多という.


▲聞けば台風が発生するフィリピン東方の海面水温が高く、
上空も積乱雲が発達しやすい状態という。

すでに28号も27号を追いかけているが、年間の台風が30を超えれば、
19年ぶりのことになる。


むろん海水温の変化は、海の生き物の生態にも影響を与えているだろう.

幸い北海道では秋サケの漁獲も昨年より多いというから、
ブリ好きとサケ好きの勢力分布には影響なさそうだ。


ただ寒流と暖流とがおりなす日本の海の富の将来が心配になる
今年の海水温異変である。
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ブリと言えば”出世魚”

 出世魚とは、日本において、
 稚魚から成魚までの魚の成長に応じて異なる名前で呼ばれる魚のこと。

 江戸時代までは、武士や学者などは、元服の際や、
 出世に伴って名前を変える習慣があった。

 出世魚という呼び方は、「成長に伴って出世するように名前が変わる魚」として、
 これになぞらえたものである。

 縁起のよい魚として扱われ、めでたい席や門出を祝う席などの
 料理として好んで使われる。ブリ、スズキ、ボラなどが有名。
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ブリ(鰤)は・・・

  代表的な呼び名

  ワカシ:15 cm くらいまでのもの
  イナダ:40 cm くらい(夏に旨い)
 ワラサ:60 cm くらい
 ブリ:90 cm 以上(夏は味が落ちる

   関東:ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ
  関西:ツバス → ハマチ → メジロ → ブリ

スズキ(鱸)は・・・
   セイゴ → フッコ → スズキ → オオタロウ
   関西:セイゴ → ハネ → スズキ
   東海:セイゴ → マダカ → スズキ

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ついでに調べる。

マグロ マグロは名前は変わるが出世魚とは呼ばない。
    サワラ、ウナギ、カンパチ、サケなども同様。

コイ コイは登竜門の伝説から出世魚と呼ばれることもあるが
    名前が変わるわけではない。