この先さらに30分かけると光石があります。
でも、もう時間が無いのと体力を使い切ってしまったので光小屋に戻ります。
石灰岩が多く昔ここが海の底ということを証明しているらしい。
光小屋は清潔で綺麗ないい小屋です。期間時には管理人の老夫婦が親切に対応してくれます。
外はテン場で幕営されている方も多い。今の私には昔nようにテントを担いで登る力はありません。
すっかり小屋に甘えさせてもらい、食事も頼まれた人と会話を楽しませてもらった。
自分が今日で99座ということを話すと驚かれ祝ってくれました。
翌日は日の出こそは拝めませんでしたが天気が回復してきたので安心しました。
朝の気温10℃
富士山があんな近く!
小屋を出て朝日を浴びて出発する時、管理人のおばあさんが見送ってくれた。(やさしい方だ。)
「お世話になりましたー。」と叫んで小屋を後にした。
朝日に照らされて小屋が、
テン場です。
来た木道を帰る。
ここがゼンジガ原、今日はよく見える。
もうあんなに離れた。また来れるかな?
水場のトリカブト群生地
ふたたび樹林帯の中へ・・
今日は12時にタクシーを予約しているため易老渡に戻らねばならない。
疲れは残っているが今日は歩き易い。
1時間半で易老岳まで戻れた。
これならいけるかも?
一定のペースを保ちだましだまし下っていった。
さすがに脚が笑ってきた。
でもこの気の緩みが転んだりすることを知っているので
あくまでも慎重に気を張って下る。(経験)
思えば・・
高校時代山岳部の夏合宿でこの光岳まで縦走する予定だった。
しかし天気が悪くなった為、茶臼岳から畑薙ダムへ下山したのだった。
ついに光岳に来れた。おそらく当時の山岳部員のなかで私だけだろう。
そんな思いを馳せながら面平に着いた。
まだ9時半、だいぶ汗かいてペースはゆっくりなっているが自分でも驚くべき早さ。
余裕がでてきたためゆっくり行こう。
ちなみにこの標識にある番号は易老岳までついていて30まで表示されており自分がどのくらいまで来たか目安になるはずだ。
10時半、易老渡到着。
やった~。
達成感に満ちひたっていた。
光岳を登れるなんて・・・感動!
後から2人ほどの登山客が下ってきた。
タクシーは1時間ほど早く来ててラッキーな事に
すぐ下山できた。
途中、タクシーの運転手さんが停まってくれて有名な下栗の里(日本のマチュピチュ?)を見せてくれた。
お昼には車を停めてある「かぐらの湯」に着いた。
お疲れ様でした。
「かぐらの湯」で汗を流した。ここの温泉は最高だ!
おすすめします。
・・・・・・(おわり)