漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2020.12.15 恒例行事となったミッドナイト・ホンビノス  船橋海浜公園

2020-12-16 22:23:17 | アウトドア

今や磯丸水産の居酒屋メニューで出されるホンビノス貝。

東京・千葉のスーパーの鮮魚売り場には普通に並んでいるホンビノス貝。

もともとカナダ北太平洋海岸に居たものが、貨物船のバラスト注水の中に稚貝が

紛れ込んで増殖して、日本でも1998年に千葉県で最初に発見されました。

その後、20年経過して、東京湾の湾奥で爆発的に繁殖しましたが、

本来なら外来生物として駆除の対象になるはずが、環境に悪影響を及ぼすことも無く、

しかも食べて美味いことから、地元の船橋漁協が新たな収入源として保護する方向で

動いています。

2017年に主要漁場の名前から「三番瀬産ホンビノス貝」として、ブランド水産物

として認定されているのです。 

そんなホンビノス貝なのですが、潮が引けば誰でも獲れて、しかも砂抜きの手間も

要らないし、さらに獲った後も3週間ぐらいは生きているので、潮干狩り好きにとって、

これほど好都合な食材はないのです。

 

私も無類の潮干狩り好きと言うか、マニアの域に達するのではないかと自負しております。

私は2008年の秋に関西から転勤してきて、翌2009年の秋にはすでに船橋三番瀬でマテ貝を

せっせと掘っておりました。当時の主たる獲物は、関東の人には馴染みの薄いマテ貝を

専門に狙っておりました。

しかし、まだ、その頃は私もホンビノス貝のことは知らず、過去の釣行記を見ても、

2010年4月の時点までは、獲れたホンビノス貝のことをハマグリだと思っていました。

ホンビノス貝を専門に狙いだしたのは2014年5月 ( 過去釣行記 ) からです。

面白いように獲れました。獲り過ぎると重すぎて運べないことも知りました。

その後、このホンビノス貝が有名になり過ぎて混雑し、春の潮干狩りでは

何かと制限がつくようになったので、面白くなくなりました。

そこで、2015年11月 (過去釣行記) から冬の夜の潮干狩りを楽しむことを始めました。

 

ま、冬の真夜中にホンビノス貝を掘るようになったのは、そういう経緯の訳で、

今や私の年中行事となっております。今年2020年は年初にいちどやりましたが、

この12月15日の夜が、潮が真夜中に最もよく引く日なので、この絶好の機会に

またもや出撃することに。

PM9:30 板橋の自宅を出発して、首都高速に乗り込みました。いつもは湾岸線の

千鳥ICで降りるのですが、今回はカーナビがなぜか京葉道路を選択。

原木ICで降りました。余談ですが、原木をBARAKIと読むんですね。

船橋海浜公園前にはPM10:00に到着。距離にして35km。とっても近く感じます。

さっそく路駐して、ウェーダーを履いて、準備して完了。

なんだかんだとしているうちに

PM10:30を過ぎてしまいました。はやく干潟へ降りねば。

 

車から1kmぐらい離れたところで、車にスコップを忘れていることに気付く・・・

うわー、忘れてもた。あかんわ。でも戻るのもしんどいし・・・

 

 

ゴトゴトとキャリーカーを引っ張って干潟の上を歩きますが、この1年でカキ殻の堆積が

相当拡がったように感じました。沖に広がる干潟の面積はどんどん大きく成長してますが、

硬いカキ殻の層もずいぶん分厚さを増して、手堀りのスコップやショベルではぜんぜん

歯が立ちません。

干潮ピークはPM11:30ですが、なんとなく嫌な予感。

あちこち試し掘りをしますが、ホンビノス貝が一つも見つかりません。

試し堀りでは、だいたい50cm四方を掘ってみて見つからなければ、また10mほど離れた処

で試し掘りを繰り返す・・・だいたい10か所も掘れば、ホンビノス濃密エリアが見つかる

ものなのですが、今年2020年はホンビノス貝も三密を避けているようです。

しかも硬いカキ殻が邪魔してなかなか掘れません。

うーん、早くも完敗やな。

どーする?

楽チンして、漁師が船で掘り起こした周辺の、砂が多いところを探して、

おこぼれで生き残ったホンビノス貝を探してゆくことにしました。

すると、ゴロンと石コロの如く、重そうなホンビノス貝が。

大びのす1個ゲットおおお。

 

↓↓ べつに密漁しているわけではありませんが・・・・

 

 

 

数は伸びませんが、たまーに見つかるホンビノス貝は、どれも大きいです。

さすがに「 生き残った一匹狼の、はぐれホンビノス純情派!! 」

食べ応えがありそうです。

 

 

毎年のような、汗ダクになって、ガチ真剣に掘る、ということも無く、

かなり冷静に、ちょっと冷めた意識で掘っていたので、・・・超寒かったです。

カラダがカッカ熱くならないから、寒い寒い。予報では大寒波が襲来するというのに、

こんな東京湾の真ん中に立っていること自体がおかしい・・・。

16日AM0:00 まだまだ干潟は沈みそうではありませんでしたが、やる気がなくなって

終了しました。

 

獲れたホンビノス貝は全部で16個。

こんなに少ない貝なら、汲んできた海水はペットボトル3本も要らないですわ。

 

 

 

獲ってきた貝の大きいほうから5つ選んで、重さを測ってみました。

 

いちばん大きいヤツ ↓↓ 180 グラム

 

2番めに大きいヤツ ↓↓ 165 グラム

 

3番めに大きいヤツ ↓↓ 164 グラム

 

4番めに大きいヤツ ↓↓ 141 グラム

 

5番めに大きいヤツ ↓↓ 138 グラム

たった16個でしたが、全部の重さは、2,035 グラム。

まっ、今回は、それほど充実感も無く、・・・。

だけど我が家の行事ですから。

 



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