漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2021.3.25  カレイを釣りに能登半島へ遠征 其之弐  石川県西海漁港~鴫島入江

2021-03-27 23:09:24 | 海釣り

蛸島漁港で明日も粘るのも良いかもしれないが、なんとなくこれ以上釣れるような

気がしません。

場所を西海漁港へ移ることにしました。蛸島漁港から西海漁港まで約80km。

夜間に移動しました。

 

 

 

 

 

 

 

まずは航空写真の赤マルの場所で釣り開始。

夜明けに港内へ向けて4本の竿を投げ込みました。

ん?底が浅くなった? オモリが着水したあとラインが出てゆきません。

20分ほど経過してエサチェックのため回収しようとすると、ズシッと重たい感触が、

しかし抵抗しないので、たぶんアイツだろうと思って足元へ寄せてくると・・・

 

 

やはりね、

バイ貝でした。

 

アタリのないまま2時間ほど経過すると、それまで無風だったのに、北西からの

強風が吹き出して、向かい風になってきたので、迷わず出島の場所へ移動。

航空写真青マルのところ。

ここならば大堤防に向けて追い風になるので遠投が効きます。

ここで昼まで粘ってみることにしました。

 

 

 

車の中から竿を見つめていると、その背景の大堤防の先端近くで投げ竿を並べている

釣り師を発見。ずっと注視しておりましたが、釣れてる気配もないまま、昼前に

撤収されました。

 

 

 

出島で昼過ぎまで頑張ってましたが、全くアタリが出ませんでした。

何処へ投げ込んでもエサがそのまま戻ってきました。

全く生命反応がありません。

カレイは何処に行ったんや? 絶対に居るはずなんだけど・・・。

なんとなくこのまま粘っていてもダメだなって思うようになりました。

もいちど蛸島へ戻ろうかな?

思案していると・・・

私の頭の中に「あそこ行ったら、イシガレイがたくさんおるでぇ~」と

悪魔のささやきが響いてきました。

もうこの時点で勝負は負けです。負け戦です。

今シーズンはマコガレイに固執していたのに、とうとう過去の思い出にぐらついたか。

PM14:00 西海漁港から撤収することにしました。

そして、無意識に能登島へ車を走らせていました。

西海漁港から25km離れた能登島です。

「カレイ釣るなら能登島でしょ、」って誰でも知ってるセオリーですが・・・

あそこは良型イシガレイが多いけれど、マコガレイは小型ばかりで、

しかも置き竿にすると、ケムシがやたらと多いから、結構ストレスが溜まるんです。

 

あーあ、この橋だけは渡るまい、とシーズン当初から決めていたのにねぇ・・・

とうとう渡ってしまいました。

 

 

北風が吹いても風の影響を全く受けない場所と言えば・・・

鴫島入江の奥の角でしょ。

昔、2008年の秋に淡水部長おうちゃんと二人で釣ったポイントに入ることに

しました。

下の航空写真のオレンジ丸のところ。

 

 

到着した時は釣り師が一人おられましたが、すでに帰り支度をされている最中で、

釣果を訊いてみましたが、ぜんぜん釣れていない様子。

他にだーれも居ません。

往年の超有名ポイントが寂しい限りです。

 

 

私がいちばん嫌気が差したのは、この電気柵です。

設置された当初は堰堤際の石畳みさえ踏み込めませんでしたが、今は入れるようです。

 

 

 

 

まずはここに2本投げ込みました。

 

 

さらにもう少し進んで、テトラの切れ目から2本投げ込みました。

 

 

 

 

この小さな竹藪は、知る人ぞ知る「紙玉鉄砲」を作るときに必要な

「節の無いまん丸な断面」の竹です。珍しい竹なので大事にしたいですね。

子供のころ、親父に作ってもらって、新聞紙を水で濡らして弾を作って、

空気銃の如く、ポンポン言わせて弾を飛ばしていたっけ・・・。

 

 

紙玉鉄砲のことはどうでもいいんです。

話を戻しましょう。

ここから投げ込んでイシガレイが釣れてくれることが大事なんです。

昔は1時間ほど竿を出せば、型は大きくないですが5~6匹は釣れたんです。

しかし今はどうでしょうか?

PM15:00から釣り始めて日没までおりましたが、ほんと静かなもんです。

何も起こりませんでした。

 

 

もう春なんですねー。戻りガレイが居てもおかしくないと思うのですが・・・

能登半島遠征二日目は完全にボウズでした。

このまま東京に帰るわけにもゆかず、当初の予定よりもう一日延長することに

しました。

夜間に蛸島へ向けて再び80km移動しました。

 


2021.3.24 カレイを釣りに能登半島へ遠征 其之壱  石川県蛸島漁港

2021-03-27 19:34:18 | 海釣り

 おかっぱりからの釣りでは、カレイのシーズンがもうすぐ終わってしまいます。

せいぜい長引いてもゴールデンウィーク頃まででしょう。

2020秋からカレイだけを目標に取り組んできたその結果は現在のところ累計14匹。

(カウントの基準は体長30cm以上、カレイの種類は問わない)

その内訳は・・・

福島県浪江町請戸漁港で3匹、

茨城県鹿嶋港で2匹、

石川県西海漁港で3匹、

石川県蛸島漁港で6匹。

詳しくは、ひらべったいのんの記録を見てください。

 

さて14匹目のカレイを鹿嶋港で釣り上げてからその後3回の出撃は全てボウズに

終わってしまいました。産卵後の食い渋り期間があるので、

この時期は当然ボウズに終わることも多いのですが、

では、産卵前の乗っ込み時期はたくさん釣れたのかと問えば、それもそれほど

釣れた訳でもなく、地道にコツコツと匹数を積み上げた結果が14匹なんです。

まあ毎シーズン10匹前後は釣っているのですが、今シーズンはいつもと違って

コロナの事情でやたらと自由時間が増えたので、出撃の機会があらばなるべく

出掛けるようにしています。釣りは人を避けて寂しい場所への出撃なので、

プラス思考で考えると自身の感染防止に繋がっているのではないかと思うのです。

今回は15匹目のカレイを狙うべく北陸方面へ遠征しました。

 

3月23日PM14:00板橋の自宅を出発し、PM17:30上越ICに到着。ここまで290km。

フィッシャーズ上越店でアオイソメ5000円分を購入。

さらに追加でユムシ弾を注文したところ、8匹しか在庫がなく、8匹全て購入。

やはり座布団級の大きなカレイを狙うにはユムシが無ければ・・・

ということで

2軒目、近所のいとう釣具店さんで在庫2匹全て購入。

さらに3軒目のホシノ釣具店では売り切れ、在庫なし。

さらに4軒目フィッシング木島さんに立ち寄ったところ、この店だけはユムシが

大量に在って、ここでユムシ15匹を追加購入しました。

ユムシ弾が合計25発・・・これだけあれば十分。

うーん、しかし、木島さんとこのユムシはちょっとデカ過ぎ。困ります。

ひょっとして入手ルートはアメリカ直輸入?(笑)

 

 

上越でエサを仕入れたら、いつも北陸自動車道で小杉ICまたは高岡ICまで進むのですが、

能登のカレイは昼間しか食わないため、明日の朝までに現地に到着すればよいので、

時間が有り余っていたので、国道8号線を長距離トラックに混じってだらだら南下する

ことにしました。高岡から珠洲市までは能越道を走りましたが、

無料区間でなんと320kmも走ってしまいましたが、それでもPM23:20 現地の蛸島漁港に

到着しました。

 

 

 

まずは誰もいない漁港の広場で運転の疲れを取りながら、コンビニ弁当で晩酌

して、車中泊。

24日AM5:00  夜が明けてきました。

 

 

 

 

 

 

前回(2021.2.15)早朝に大型巻き網船が入港してきて退去させれた苦い思いがあるので、

AM6:30ごろまで周辺の様子を注意深く観察してから釣り始めました。

 

 

アオイソメは小さかったので4匹房掛け、

さらになるべく小さいユムシ弾から使うことにしました。

さらに、ロケットを付けてカレイ寄せエサも使用。

これだけ組み合わせれば、産卵後の喰い渋ったカレイも食らい付くでしょう。???

 

 

 

 

 

この日の天気は曇り空で南西からの強風が吹いて、投げ込む方向は向かい風です。

朝の気温は5℃、とても寒かったです。

 

 

15分毎に、リールを少し巻いて誘いをかけたり、エサを付け替えたりしてましたが、

そのうち、寒いので、車の中から竿を見つめていました。

なかなかどーしてアタリません。

スマホいじったり、ラジオ聞いたりして過ごしながら、ふと、竿に目をやると、

いちばん右に投げ込んだ赤い竿がビビッと震えました。

ん? カレイか? それともフグか?

それから3分ほど待ってもアタリが続かなかったので、竿を手に持って空アワセを

入れると、コンコンと引っ張って少し抵抗していました。

リールを巻いて寄せてくると・・・

 

 

 

25cmほどの可愛いマコガレイちゃんでした。リリース。

うーん、コイツがもっと大きかったらなあ。全て報われるのに。

 

 

PM13:00   食べて飲んで、ウトウト、つい昼寝をしてしまい、目が覚めて、

ふと竿に目をやると・・・

いちばん左に投げ込んでいた青い竿の竿先が、一瞬10cmほど左横に引き込まれて

もとに戻りました。この間ほんの2秒ほど。

 

ん? 風じゃないよな。オレの見間違いか?

車から出て、竿の前に立って、じっと竿先を見つめますが、何も動きません。

ちょっと様子を見るべく、竿を持って、竿を立ててオモリを手前にズルッと

動かしてみましたら、何かが付いている様子。

とっさに空アワセを入れると、ドーンと乗りました。

重たいものがグイグイ抵抗しているのが判りました。

慎重にリールを巻いて足元まで寄せてくると、オモリのうしろに茶色の菱形が

付いてきました。

 

 

マコガレイ 34cm ( メス )   今シーズン15匹目 

 

祝杯ですわ。

 

 

しかし後が続かず。

 

この日はフグも居ません。投げ込んだエサが齧られずに戻ってきました。

ヒトデは元から居ません。

しかもケムシが全く出ませんでした。

皆さん、ケムシが出る、出ない、何が効いているのでしょうか?水温かな?

過去の経験から潮の干満潮のタイミングでも出る、出ない、があるような気がします。

 

 

 

次のアタリを待ってますが・・・

 

 

今日はあの1匹で終わりでしょうか?

 

 

 

PM18:00  陽が落ちて、薄暗くなってきたので、片付けはじめました。

4本の竿を1本ずつ仕舞い込んで、最後の4本目の竿を回収しようとリールを

巻き始めたとき、コツコツと何か付いているのが判りました。

 

 

 

22cmの可愛い赤ちゃんマコでした。リリース。

オマエがもっと大きかったら・・・とほほ。

 

本日の釣果 :  マコガレイ34cm ( メス )      キープ

         マコガレイ リリース2匹 ( 25cm 22cm )