漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2017.04.02 粘れど本命は釣れませんでした・・・が。 福島県小名浜港

2017-04-03 17:00:11 | 海釣り
 先週47cmマコガレイを釣ったので、今週も懲りずに小名浜港へ出撃しました。

土曜日の深夜23:00に板橋区の自宅を出発。




首都高速から常磐道へ乗り継いで、ひたすら北上し、いわき勿来ICで降りて

現地には日曜日AM3:00に到着しました。

さて、お気に入りの場所は果たして空いているでしょうか?

まずは最初に先週竿を出した処へ行ってみると、空いていることは空いていた

のですが、すぐ後方にクレーン車が設置してあり、昼間に荷揚げ積み込み作業

が行われるのかどうか?なかなか判断できずに迷ったので、

もう1か所、他のお気に入り場所へ廻ってみました。

廻ってみると、ここも空いていたので、ここで竿を出すことにしました。




エサは持参したアオイソメの塩漬けを房掛けにしました。






最近、イソメ類の塩漬けをよく使用しています。

関西と違って、関東地方の釣エサ屋では24時間営業をしている店が少なくて、

主として夜間に活動する私には不便でなりません。

そこで私なりの対処方法を見つけました。

それは昼間の時間が在るときに活きエサを購入したり、

釣行で余ったイソメを捨てずに持ち帰ったりして、

自宅で塩で〆た後、浮いてきた水分を捨てて、-60℃冷凍庫で急速冷凍すると、

長く放置してもエサが変色したり劣化し難いことを発見しました。

これっ、なかなか重宝しています。

これにより釣エサ屋が開店する時間より早く、場所を占拠して、竿を出すことが

可能になりました。

さらにメリツトとして、余分な水分が抜けているので、房掛けにしても軽いので、

投げ込んだときに飛距離が伸びます。

そりゃ、動く活きエサのほうがアピールするので、よく釣れるだろうと思いますが、

カレイ、アイナメ、アナゴに対しては、それほど差が有るとは思えません。







投げ竿4本とも、釣り座右隣のフェンスより右前方を意識的に狙って、

めいっぱい遠投しました。

この寒い時期、気温が低いと、ケミホタルは化学反応の速度が鈍いので、

ポキツと折ったときは明るく光っているのですが、すぐに発光が鈍って

暗くなってきます。

最近はヤフオクで安く出品されている赤色LEDを使用しています。



AM4:00 スタート。



AM4:15

車の中から4つの赤色LEDを見つめていると、いちばん右の竿に

チョンチョンと初アタリ。

ちょっと待って・・・まだまだ・・・よーく飲み込ませて・・・せーの、

大アワセして竿を立てると・・・ズッドーンと重さが伝わってきました。

最初はグイグイと抵抗していましたが、リールをゴリ巻きしていると、

すぐに浮いてきて、水面でバシャバシャやっているので、アナゴちゃんですわ。

岸壁に抜き上げてみると、70cmほどの太いアナコンダでした。



写真を撮ったあと、くねくねくねるアナコンダの上からタオルをかぶせて、

首を押さえつけ、・・・お命頂戴致します。ナイフでスパッと〆ました。



AM4:30

新しい針を付け替えて投げ込み、他の3本の竿もチェック。

すると左から2本目の竿に何かが掛かっていて、めちゃくちゃ重い。

抵抗しないのでヒトデかゴミかな? と思いながら寄せてくると・・・

あららっ、まあ珍しい、大きな青ナマコでした。

先週のホヤといい、今週のナマコといい、珍客ばかりですな。

ナマコはリリースせずに、水汲みバケツの中でキープ。





スタートして、なんだかんだ、なかなか順調に獲物をゲットし続けております。

このまま夜明けを迎えてカレイ、アイナメが釣れてくれれば、

再びラッキーなのですが・・・。


AM5:00 私の釣り座の左隣に係留されていた貨物船が、

離岸して海底をかき回しながら、出発してゆきました。




これの影響もあるのかもしれませんが、夜明けのチャンスを迎えても、

全くアタリが出ませんでした。







無風ですが、気温2℃ 

アイナメやカレイのアタリが出てもおかしくないのですが・・・

寒いので車の中からじっと竿先を見つめています。

今日は私の他には誰もやって来ませんね。

他の釣り人はどうしたのでしょうか?





うーん、うまくゆかんなー。




気を入れ直して、エサを付け替えたり、誘いをかけたり、

いろいろやってみますが・・・、

朝マズメのチャンスもアタリが全く出ません。

エサ取りも居ないし、定期的に竿を持って巻き上げると、投げ込んだままの

エサが付いて戻ってきました。

不思議にもヒトデさえも掛かりません。

足元には干からびたヒトデが沢山転がっているのですが。

うーん、なぜ釣れんのでしょうか?



AM9:00 潮の流れが変わって、沖のほうから潮目が寄ってきました。

釣りのセオリーでは大チャンスです。

魚は潮目の下で活発にエサをあさるのです。





しかし、目の前を潮目が通り過ぎても、アタリは出ませんでした。


退屈だなあー。

ラジオを選局しますが、この日のAM局は全局ノイズがひどくて聞き取れません。

いつもなら文化放送や日本放送、さらにラジオ大阪まで入るんですけど。

NHK第一や地方局でさえも聞き取れませんでした。

FM局でさえも入りません。

唯一クリアな音質で入ってきたのが、76.2MHzいわきコミュニティーラジオ

のみでした。

この港だけのラジオ局です。




なんか変だな。


私の体調もおかしくなってきました。

花粉対策の鼻水止めカプセルを飲んでいるのですが、まったく効きません。

筋肉や関節が痛いし、集中力もなくなってきたし・・・

車の中で座っているうちに何度か眠ってしまったりして、時間が過ぎました。



夕方になってきました。

いつもならこの時間まで粘らないのですが、カレイやアイナメは夕マズメの

チャンスで釣れることも多いです。

ここまで来て、ここまで粘って、アナゴ1匹とナマコではねえ。







夕マズメのチャンスでもアタリは出ませんでしたが、


PM7:00

チョンチョン・・・ビリビリ・・・久々にアタリが出て、大アワセをすると・・・

50cmのアナゴでした。




さらにPM7:40

同じようなアタリで・・・

65cmのアナゴ・・・うーんアナコンダ級かな。




さらに粘りましたが・・・

PM9:00

かなり抵抗して大物と思いましたが、70cmのアナコンダ




諦めて帰ることにしました。

200km先の自宅へ帰るのが、どれだけ遠く感じられたことか・・・。

ほんと疲れました。



粘って17時間釣った結果です。






それと

あのナマコです。




追記 


ネットでナマコの調理方法を見て、このわた と なまこ酢 を作ってみました。


まず、このわた ですが、水汲みバケツに1日入れておいたおかげで

泥を全て吐き出していたので、そのまま腸を塩で揉んで、塩辛にしました。

ほんとちょっぴりですね。










次になまこ酢ですが、

大きく切ったナマコを塩をふって板摺りして、表面のヌメリを取って、

薄切りにして、ポン酢と、もずく酢の三杯酢、さらに大根おろしを加えて

出来ました。










あさってぐらいに晩酌のお供として戴きますかね。