石橋文化センターへ行きました。市の美術館で久留米絣展が開催されています。久留米絣の歴史と文化財としての絣作品展の二部構成です。
藍染の色見本。染めの回数で濃さが異なります。それぞれの色に名前が付いていますが、藍の品質や建て方などで色合いが微妙に異なってくるそうです。
過去の投稿写真から。実際の染め色の違いです。
地機(じばた) 明治17年のもので、20年頃には使われなくな . . . 本文を読む
この盆に東京の長男家族が帰省して来た時、小学生の孫娘が2階の物置からギターを抱えてきた。長年、ハードケースに仕舞いこんでいたクラシックギターである。
私の世代は「禁じられた遊び」を弾きたくてギターを始めた人が多い。中学校の音楽の授業中に先生がこの映画の鑑賞を勧めたことがある。映画館で上映されていたのだろう。まだうぶだった私は題名を聞いてどっきりした。テレビでこの映画を観たのはずいぶん後である . . . 本文を読む
長男の家族がお盆に帰省して来た時、巨峰ラムネが美味しかったという話が出ました。巨峰の果汁が入ったラムネです。田主丸まで買いに出かけようかとも思いましたが、その日は結局、太宰府天満宮に行くことに。あとで東京に送ってあげようと思いたち、耳納北麓にある巨峰ワイナリーを訪れました。森の小径を上っていきます。
分かれ道を左へ入り込みます。
ワイン醸造所です。
少し上に、ショップやレ . . . 本文を読む
市の美術館で藍染め展が開催されている。会場では絞染や型染など藍染の技法と作品が紹介されていた。また機械染めで用いる、透かし彫りの金属製の筒も展示されていた。その金属の筒を見て、学生時代に捺染工場でアルバイトした時のことを思い出した。
季節は冬だった。場所は油小路五条下るの捺染工場だと憶えている。工場といっても、民家や事業所が建ち並ぶ市中の京町家だった。玄関の引き戸を開けると、すぐ右手に畳敷き . . . 本文を読む
先月の終わり、中心商店街の土曜夜市に出かけました。6月から始まってこの日が最終日です。50年以上前からの恒例行事だそうです。私が行くのは数年前に孫娘を連れてきて以来2度目。若い頃はこんな催しがあっているとは知りませんでした。
多くの人で賑わっていました。昔、夕方の帰宅時に歩いた商店街の雑踏を思い出します。当時も向こうの方は人の頭しか見えませんでした。普段は閑散としている現在の商店街を思う . . . 本文を読む
数日前、お盆休みで帰省していた長男の家族が東京へ戻りました。
この数年はコロナ禍で足並みが揃わず、今回の帰省で6年ぶりに全員集合しました。会食の場所は街なかにある今風の料理屋。小2から高3まで、6人の孫達のいとこ会でもあります。数年に一度しか会わないのに、みな仲がいい。東京組がこちらにいる間、毎日お泊り会や一緒に出掛けたりしていました。
その中で高3の孫息子だけはちょっと違いました。会食 . . . 本文を読む
I記者が赴任の挨拶に来た時は印象的だった。やや強面の人物がのっそりと入って来て、ぶっきらぼうな物言いである。だが話してみたら好人物だった。女性職員がどこの業界の人かと緊張したと笑っていた。
二次会で飲み屋街を歩いていたら、外車がクラクションを鳴らして追い越して行った。ある記者がうるさいと怒鳴って飲食ビルのバーに入った。少しして背広姿の二人組がいまのはどいつだと階段を駆け上がってきた。バーのマ . . . 本文を読む
半年前に、行きつけだった小料理屋が店じまいをした。ママさんの高齢が理由で、前年の暮れに地元ネタとして新聞に記事が出た。だいぶご無沙汰しているので迷ったが、昔の同僚から誘いがあり、チョコレートを手土産に出かけることにした。
1月の暖かい雨の日だった。店が飲食ビルに移転し大きくなってから、訪れるのは二度目である。考えることはみな同じで、職場の後輩だった女性も夫婦で来ていた。誘ってくれた同僚らと昔 . . . 本文を読む
一昨日は筑後川花火大会でした。
夕方近くにショッピングモールへ行くと、浴衣を着た若い子たちがぞろぞろ歩いています。屋上の駐車場を花火見物のために一部開放していました。花火会場とは離れていますが、すぐ前が筑後川なので見晴らしが利きます。発揚までの時間を店内で過ごしていたようです。
花火大会の最初の記憶は、幼児のころ、父親に手を引かれて国鉄踏切を渡り筑後川へ行ったことです。その場面だけ記憶に . . . 本文を読む
先月の下旬、菱野の三連水車へ行きました。毎年、いまの時期になると稼働の様子を見に出かけます。二百数十年の歴史があり、江戸時代から変わらぬ灌漑風景です。
水車は釘を使わず竹串で組み立てられていて、稲刈りが終わると解体されます。
堀川用水から汲み上げられた水はサイフォンへと導かれ、この地域の水田を潤します。
永久機関の様に回り続ける水車を眺めていると飽きることがありません。い . . . 本文を読む