
ハルジオン、春紫苑。ハルジョオンと呼ぶ人もかなり多い。
ヒメジョオン、姫女苑。
区別は簡単では無いけれど、咲き始める時期がハルジオンの方が早く、
遅れて咲くヒメジョオンの方は、花期が長く、秋近くになっても咲いている。
ハルジオンは根出葉が残るが、ヒメジョオンは開花時には枯れている。
茎葉では、ハルジオンは基部が広く茎を抱くようにつき、ヒメジョオンは細く茎を抱かない。
蕾がうなだれる傾向は、ハルジオンの方が強い。
舌状花の数は、ハルジオンの方が多い。
花だけの画像でも、見慣れるとさほど困難は無いと言われるけれど、
やはり同定の基本、葉をしっかりと区別することだ。
左がハルジオン、少し早く咲く。右がヒメジョオン、かなり長い間咲く。
画像のハルジオンは少し桃色がかっている。
これは、咲く環境に左右されるようで、道路脇などでは白っぽくなる傾向が強い気がする。
花弁(舌状花)が多く、葉が茎を抱くようについているハルジオン。
右はヒメジョオンで、花弁は少なくすっきりとしている。蕾はやや下を向いているが葉は茎を抱かない。
茎全体に軟毛が多いのもハルジオンの特徴。
ハルジオン キク科ムカシヨモギ属 Erigeron philadelphicus
ヒメジョオンとの対比で、ハルジョオンと呼ぶ人も多い。
☆
この個体は、蕾も含めて薄桃色の部分は無い。ヒメジョオンの蕾は、ハルジオンほどではないけれど、うつむいているものも多い。
咲ききると、花弁は直線状に伸びる。花弁数も少ないので、ハルジオンと比べすっきりと見える。
ヒメジョオン キク科ムカシヨモギ属 Erigeron annuus
(2010.05.15・16 林・明石)
ハルジオン・ヒメジョオン共に、要注意外来植物リストに記載されている。
記事中、アンダーラインのある部分は、関連画像などへのリンクを設定しています。
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