カワラナデシコ

花壇の花になってしまった…と嘆くのは、先入観がありすぎだろうか。
花が立派すぎてカワラナデシコだと感じない花が増えている気がしてならない。
真夏の午後、汗を拭きながら、むせ返るような草いきれの中を辿ったため池の傍の畦道。
そこに咲いていたカワラナデシコの何とも華奢な姿…、と今でもその夏の草いきれと汗を思う。










（2014.07.29　貴崎町）
☆
こんなに大きな花だったか…と思うことも多くなってしまった。
こんな豪勢に咲いていたっけ…とも思う。
記憶の中のカワラナデシコの花は
ほんの数輪が少し伸び始めた草むらに顔を出している夏の花。






（2014.06.23　林崎町）
☆
ちょっと込み合って咲きすぎ。
咲かせすぎ…という方が当たっている。
点々と草むらから顔を出していた、ため池の傍のカワラナデシコはもう無い。








カワラナデシコ（河原撫子）　ナデシコ科ナデシコ属 Dianthus superbus var. longicalycinus
（2014.06.20　林）
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去年のカワラナデシコ