HAYASHI-NO-KO

唐松岳 不帰険 白馬方面

モミジ

2009-12-05 | 冬 樹木 果実・葉


夕焼けを余り見なくなった。
入り日色の海も余り見なくなった。
時折、西が赤く焼けているのに気づいても…。
秋の夕日に照る紅葉も見ることはなくなった。

それでも、秋の終わりには入り日色のモミジを見たくなる。
ふっと、祇王寺の紅葉が浮かんだ。
天神さんの詩も浮かんだ。








上の画像のモミジは、枝垂れモミジ、紅枝垂れ、手向山の名で呼ばれている。





























(2009.12.2 明石)

モミジの話
葉が緑から、黄色~橙色~赤色に変わってゆく。
植物の成長メカニズムを科学的に説明すると、子どもたちは喜ぶそうだ。
大人はどうだろう?、喜ぶのだけれど、次の秋には忘れているから書いておこう。

葉の緑はクロロフィルム色素が含まれているからだが、寒くなるとやがて水分供給が止まり、
緑の要素・クロロフィルムも分解・消滅してしまう。
水の供給がなくなった葉では、幾つかの糖類の蓄積が進み、光合成で別の色素が作り出される。
カロテノイドが黄色を、アントシアニンが赤を作り出すし、様々な色は色素の混ざり具合からだと知られている。
けれど、こんな面倒な説明は覚える必要もない。

なぜ、赤や黄色になるのか、単純な解はこうだ。
緑が減って、赤や黄色が増えるから赤や黄色に見える…。

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