国見峠は標高800余り。
伊吹山が1277m、今日は山頂までは歩かない。
北尾根の最高地点は、国見岳で1126m。
樹林帯もあり、とても稜線漫歩とまではいかないけれど、花を愛でながらの山歩きには絶好のルート。
画像は、越えてきた幾つかのピーク。
左端から、国見岳(1126m)、大禿山(1083m)、御座峰(ごぜみね/1070m)と南東の無名の1025ピーク、手前が燕平(983)、
手軽なハイキングコースだけれど、アプローチの足が無いとピストンを選択することになる。
サンカヨウが咲いていましたよ、とすれ違った方が話されたが、見つからなかった。
ユキザサが幾つか咲き、カラマツソウが蕾を付けた花穂を伸ばし始めている。
チゴユリは、まだ草丈が10センチ程度で蕾も見えない。
ハルトラノオがわずかばかりの花穂を伸ばしている。
コバイケイソウもかなり葉は広がり始めていたけれど、花穂はまだまだ。
山麓では咲き乱れていたフウロケマン・ミヤマキケマンは結局、稜線では見つからなかった。
静馬ヶ原からの上りでは、かなりの突風が吹き始めたけれど、
岩屑道にセントウソウがしっかりと咲いていた。
名前を挙げたけれど画像には残していない花が幾つもあるから、
過去ログへリンクを設定した。
エンレイソウ ショウジョウバカマが咲き残っていた。
ヒトリシズカ 至る所に群生している。
ミミナグサ 茎は赤褐色だけれど、花柄は殆ど緑色だった。
キブシ 樹の花はクロモジ、コクサギ、ミヤマイタボなどが咲き始めていた。
ミヤマシキミはやっと蕾が膨らみはじめ、ヤブコウジは果実が残っている。
フッキソウ 日本庭園などでよく見かけるけれど、登山道の両側に広がっていた。
ヤマブキ この花も里で見慣れすぎているから、不思議な感じがする。
ヤマブキソウ ヤマブキは木、こちらは草、花弁は4個。
ニリンソウ だけど、殆どは花一輪。葉柄の無いことでイチリンソウと区別。
唯一(?)、二輪咲いていたニリンソウ。
イチリンソウ 花茎に一花。 明瞭な葉柄がある点で、イチリンソウと区別出来る。
(2010.05.08 伊吹山北尾根)
_________________________________________________________________________________________________________________
伊吹山北雄根の花 -1 -2 -3
とびっくりしました
以前一度歩いた時は駐車場から数時間霧の中を歩いた記憶だったのです
それにしてもお天気にも恵まれたくさんのお花に出会えましたね
記憶をたどると聞き覚えのあるお山の花たち 懐かしく思い出しました
主人が学生の頃新宿発○○時とか言う電車で出かけたそうで
話だけは聞いたことがあって経験も体力もない私はほとんど本の中の花たち
実際に見られたらいいだろうなぁー しかも花博士付き
なんて楽しそう♪
羨ましく思いながら新聞広告に入ってきたバスツァーの山ハイクを
ジィと見てしまいました
山頂周辺のお花畑はまだ少し早いのですが、北尾根や山麓から花が増え始めたようです。
昨年夏、北海道・トムラウシ遭難で有名になってしまった、アミューズトラベル社主催のツアー客20名にも出会いました。
山の花は、確かにそこに足を運ばないと見られないものもあって、山頂直下までバスが入れる伊吹は特に関西・東海からの交通の便も良くて大人気ですね。
両側に遮るもののない特異な地形なので、絶えず雲がかかってしまうのが難点ですが、またもう一度お出かけ下さい。
伊吹山ならではの育ち方をしているのかとにかくしっかりしていると思います。
ミミナグサもありましたね。
私も先日念願のミミナグサがあったので喜んでいたところです。
ヤマブキソウはふっくらしていてイチリンソウもなにやら格別の味わいを感じました。
毎年のように行きたい山の候補にあがるのですが、なにしろみんな年取ってきたので思うようにいきません。
現在の伊吹山の様子がうかがい知れてうれしく思っています。
伊吹山は山頂周辺のお花畑が有名なのですが、山麓から登ればのんびりと花が楽しめる山です。
今回は、幼馴染みの奥方から花の説明を頼まれた事もあって、殆ど画像は残せなかったのですが、密かに期待していたコバノミミナグサ、キバナノアマナにもお目にかかれて、また訪れたい稜線歩きになりました。
樹林帯もあって、お花畑や群生地は無いのですが、登山道沿いに点々と咲いている花は、どれも生き生きしていました。
やはり、その場所にしか咲かない花は、足を運ばないといけないなぁと、改めて思いました。
ヒトリシズカは、至る所に咲いていましたし、イチリンソウ、ニリンソウは木の根の隙間にしっかりと広がっていましたから、共生がうまく出来ているのでしょう。
夏にまた出掛ける事になっています。