HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

シンテッポウユリ(タカサゴユリ)2024-3

2024-08-29 | 【独り言】

幾つもの「テッポウユリモドキ」が野辺に溢れ始めたのは
まだ20年程度昔の事だろうか。
やはり雑草然として咲き方で次々と空き地に広がったタカサゴユリ。
種子を風に飛ばして増え続けて、次の年にはしっかりと花も咲かせた。
そこに目をつけての交配種がシンテッポウユリの名前で登場して花壇に植えられた。
それでも次の年には周囲に広がって…。
花壇や鉢植えで育つテッポウユリとはやはり形質は違っていたから何がシンテッポウユリ?と感じたものだ。
そのテッポウユリの改良種をシンテッポウユリ「神戸リリィ」なる名前でブランド化?しているようだ。
何年か前に知ったのだけれど今年のスカシユリ・テッポウユリのページに独り言ちている。
タカサゴユリの形質を色濃く残したものや、作り出されたシンテッポウユリの形質を持ったものなど
様々に特徴のある部分も姿を少しずつ変えてゆくのだろうから
それを一つの名前で呼び続けることの限界を悟ることになる。
雑草なども同じで、生き続ける知恵はそれぞれに持ち合わせいていると思いたい。

 

 

 

 
▲ 花粉の色が赤褐色 ▼
 

 

 

 
▲ ヘクソカズラの蔓に巻き付かれ、ヨモギの草むらに咲いているのがお似合いかもしれない。▲
(2024.08.16 林)


▲ 花粉の色が黄色 ▼
 
(2024.08.20 伊川)


▲ 今年咲いたもの、去年の花殻 ▼
 
シンテッポウユリ ユリ科ユリ属 Lilium × formolongi 別名ホソバテッポウユリ(細葉鉄砲百合)
Lilium formosanum と Lilium longiflorumの交配園芸種)
タカサゴユリ(高砂百合) Lilium formosanum
現実にはタカサゴユリとシンテッポウユリの交雑種も当然出来ている訳で
DNA鑑定などを経なければ外見だけで名前を決めつけることは到底不可能と思う。
いずれかの形質が外見上現れているだけなのだと考えたい。
テッポウユリ Lilium longiflorum
(2024.08.27 明石公園)

 
▲ ㊧ 辛うじて…だが、花被に赤紫の筋 これを以て「タカサゴユリ」と呼ぶ人が多い。  ㊨ テッポウユリの葉 二つ並べて見比べるまでも無く葉は肉厚で幅広 ▲

------------------------- 以下に過去ログへのリンクを設定(項目をクリック)---------------------------
シンテッポウユリ(タカサゴユリ)2024-1 2024-2 シンテッポウユリ(タカサゴユリ)2023 綴化株2022 果実 テッポウユリ(鉄砲百合)2022
昔のタカサゴユリ 昔の交雑種
 
 ブログ記事一覧-HAYASHI-NO-KO 


コメント    この記事についてブログを書く
« マルバヤナギ(丸葉柳 アカ... | トップ | ネズミモチ(鼠黐) »

コメントを投稿

【独り言】」カテゴリの最新記事