今、冬芽が上がっているのは春に葉が出て花が咲く。
今、果実がぶら下がっているのは秋に花が咲いたからだ。
と言うことで、このグミは秋に花を咲かせたナワシログミ。
果実は苗代の頃に色づくのだけれど
既に次の準備が並行して始まっている。
今、似たような果実予備軍をつけているのはこれだけだ。
葉は大きく育ち、葉縁は波打っているし、表面には毛は無いけれど
新しい葉表には鱗状毛がある。
▲ 苗代の頃に果実が熟すのでナワシログミ。▼
▲ 花が終わり果実が出来はじめる頃には葉表の鱗状毛は落ちている。▼
▲ 刺が目立つ枝や葉裏には茶色の鱗状毛が残っている。▼
▲ 古い刺。
▲ 果実が完熟する前に、新しい葉が出ている。葉表には鱗状毛、葉裏、小枝、刺、冬芽にも鱗状毛。▼
ナワシログミ(苗代茱萸) グミ科グミ属 Elaeagnus pungens
(=E.pungens f. angustifolia、E. pungens f. megaphylla)
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▲ ナワシログミの花
▲ 別の場所のナワシログミ、「ギルトエッジ」と呼ばれる黄金色斑入り種。
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ナワシログミ 冬芽 ナツグミ アリマグミ トウグミ
ナワシログミ…見させていただきました。
先日同じようなナワシログミをみてきました。
何処を探しても鱗状毛はありませんでした。
花が終わる頃には葉表の鱗状毛は落ちてしまうのですね。
果実が完熟する前には新しい葉が出て・・・
新しい葉や小枝や刺そして冬芽にも
鱗状毛がついているのですね。
チョッとした時期で色々な姿になりますね。
難しいですがまずナワシログミの特徴から憶えられたらと思いました。
いつもありがとうございます。
生きているのでいつも同じでは無くて生長するし、その過程では変わって行くもの。
そう思うと、場面場面で違ったものを見ることになるのでしょうね。
だから面倒でも違った面もどこかに覚えていないといけないです。
グミの区別では「鱗状毛」「星状毛」と説明されていても
葉裏には残っていても、葉表では最後まで残る事は殆ど無いでしょうから。
違った部分があるからこそ、何度も同じものを撮ることになる…と思っています。