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クロバナロウバイ(黒花蝋梅)

2017-06-07 | 茶色系

『この先にササユリがあったのですけどねぇ~』
「何年か前に盗られてしまったようです」
『三年前には見たのですけど…』
「そうですか、それ以前に無くなったようですよ。あの目印の辺り…」

クロバナロウバイの果実を採っていたから、どうも怪しい。
そういう輩がここには時折出没すると、福本さんの嘆き。
それは珍しいですよ…と、他者に自慢したいだけの人の「犯罪行為」だろうけれど
時には「花泥棒に罪はない…」などと、もっともらしいフレーズが飛び出す。
















クロバナロウバイ(黒花蝋梅)
 ロウバイ科クロバナロウバイ属 Calycanthus floridus var. floridus
ニオイロウバイの学名も同じ。
(2017.06.02 森林植物園)
アメリカロウバイ(Calycanthus floridus var. glaucus)は
全体に大型、葉裏に毛がなく、花の香りが弱い。
中国原産のナツロウバイ(Sinocalycanthus chinensis)に近縁と教わった。
ナツロウバイは、残念ながら一度も見たことがない。
ナツツバキにも似た花が咲くそうだから見たいと思っている。

森林では「アメリカロウバイ」の名札を貰った木も植栽されている。
これはクロバナロウバイ。暗紫黒色の花、葉裏には毛があり、花には微かに香りがある
アメリカロウバイは花弁がかなり長く赤味があり、葉は無毛、香りは殆ど感じない。
植物園では幾つもの植栽に名札が付けられているけれど
個体差や個人的な見方、特ににおいなどは絶対的なものでは無い気がする。
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果実 五年前クロバナロウバイ



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