たぶん…だけれど、今年になってトウワタと区別したこの場所のヤナギトウワタ。
大きく育った果実は最初2個だったけれど、花は咲き続けていたから果実も増えた。
別の場所のトウワタは、次々と果実が割れて種髪が風に乗って飛び交っているけれど
それでも最初に出来た2個は、まだ緑のままで立っている。
☆
種髪を確認しに歩いた。
果実はまだ緑のまま。
(2014.07.30 林)
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一株だけだから、何枚か撮ると同じものばかりになる。
花はそろそろ終わりだというのに、果実は三つきりしか出来ていない。
その果実、今まで見慣れているトウワタのものと比べるとかなり長く大きい。
葉も見慣れたトウワタのそれとは違って
特に葉表は緑が濃く艶があるり、葉脈もくっきり見える。
果実は少ないけれど、葉腋には咲き終わった痕が幾つも残っている。
茎の中程辺りの葉 、対生に見えるが
枝分かれの部分は複雑な葉の付き方になっている。
複雑な分枝部分。
トウワタと思っている種類とはかなり大きさが違う果実。
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腑に落ちなかったトウワタとヤナギトウワタ。
正解がどこかにあるのだろうと、幾つものトウワタ、ヤナギトウワタの説明を読む。
いくら読んでも、画像を見ても確たる区別には行き当たらなかった。
ふと気づいたのは、最近撮った「トウワタ」
撮っている時に違和感があったから、もう一度仔細に眺めていた。
違和感の一つが葉や茎の細かに毛、かなりはっきりとした毛が生えていること。
もう一つが茎の上部ではなく中ほどにつく葉。
画像で確認も出来る通り、対生ではなく互生部分が目立つ。
ただ一株だけを以て断定するには些か心もとないけれど、参考にはなりそうだ。
左がトウワタとしているもの、右がヤナギトウワタとしているもの。
残念ながら右の個体は一株だけ。
以下は全て同じ株の画像になる。
茎の先端部分、この部分に違和感があった。
葉表には毛がなくかなり緑が濃く、葉裏は毛が多いので白さが目立つ。
花が咲いていた筈だが、果実は出来ていない。
ここにも見慣れていたものとは違和感がある。
何となく違和感があった葉の付き方。
やや互生…と感じた部分。
茎や葉裏の毛がかなり目立つ。
葉裏の主脈部分にも明瞭に毛がある。
花の付き方にも少し違いを感じている。
茎の中程では葉は互生している。
色づいた蕾
果実はトウワタと思っている種と比べると長く大きい。
花の一つ一つは全く同じに見える。
中心部は雄しべと雌しべが合着した蕊柱と呼ばれる。
それを取り囲むように袋状の副花冠
下垂しているのは花冠。
手前の花は、副花冠が既に脱落している。
ヤナギトウワタ(柳唐綿) キョウチクトウ(←ガガイモ)科トウワタ属 Asclepias tuberosa
トウワタ(唐綿) Asclepias curassavica
キバナトウワタ Asclepias curassavica f. flaviflora
(2014.07.24 林)
☆
【ヤナギトウワタ咲く場所のこと】
実家から南に、真っ直ぐではなく少しくの字型に歪んだ路地を歩くと一分くらいで港に出る。
昭和20年代、戦後の荒地がまだ残っていた頃には
焼夷弾が砂地に埋もれていた跡…と言われた大きな窪地が残っていた。
その後も周囲はすっかり家が建てこんだけれど
この場所だけは今もその当時のままに空き地が残されている。
そこに育っているのがこのトウワタ。
ご近所の方が幾つかの植木鉢を置かれているから
大昔からそこにあるのではなく、そこから零れたのだろうと推測している。
少し雰囲気が違う…と思いながら撮ってはいたが仔細に眺めることはなかった。
今日、通りすがりにふと気が付いて仔細に眺めながら撮った。
葉は花が咲いている上部は対生だけれど、茎の途中ははっきりと互生。
細長いけれど少し幅があり、葉表は濃い緑、艶があり葉脈もハッキリしている。
茎には顕著な毛が生えているし、葉裏にも少し目立つ。
中から種髪が飛び出てくる果実はかなり大きいのが二つきり。
花は咲いていたのだけれど果実はその二つだけだ。
これが世にいう(?)ヤナギトウワタなのかと一人合点した次第。
トウワタ1 トウワタ2 と同じ場所のもの
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トウワタ 去年のトウワタの種髪 フウセントウワタ
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