HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

トウワタ4

2014-08-09 | 夏 橙色系


ほんの数株になってしまった空き地のトウワタ。
去年は花後の種髪を撮る前に切り倒されてしまっていた。
それでも同じ場所に積み上げられいてたから何枚かは撮った。
今年はその種髪から育ったものだろうけれど、少ない。








先端がやや尖った楕円の果実。



種子は果実の中に整然と二列に並んでいる。
片側に凹みのある形状は重なり合って詰まっている姿に繋がる。
出来る限り多くの種子が詰まりやすいようにとの理にかなっている。


トウワタ 二種類




















トウワタ(アスクレピアス)、
同じ空き地に咲くトウワタ。
花色は二種類、花冠・副花冠のすべてが黄色い種類と、朱色が濃い橙色の花冠と、黄橙色の副花冠の二色咲き分けの種類と。
ただ、どう見ても葉は細長くて対生。
『ヤナギトウワタは互生、葉は楕円形なのでトウワタと区別できる』…と言う解説が違っているのではないかと感じる。
ブログ上の画像だけ見ていると、トウワタ(クラサヴィカ)もヤナギトウワタ(ツベローサ)も同じに見えてしまうし、たぶん取り違えているものも混じっている気がする。
トウワタは日本では冬越し出来ないので一年草扱い、ヤナギトウワタは多年草扱い…と書かれているし、上記トウワタの二種類には「シルキー・ゴールド」、「レッド・バタフライ」の名が園芸種名として書かれている。

話をトウワタ、ヤナギトウワタに戻すと、分類上の学名は違っているのだから、二種類存在しているのは確かなのだが…。
【対生と互生】 両者の区別は対生、互生と単純に書いているのだけれど、両者の違いはそれほど明確ではなく、対生とやや互生(或いはやや対生)程度に考えるのが良い…と教わった。
葉の形も、両者とも違いがなく細長いそうで、やはり区別は難しい…と言う。


横から見たトウワタ
蕾の下に萼片
花冠は下垂している。
その上にあるのは副花冠と呼ばれている。



立ち上がり気味なのが花冠、垂れているのが萼片…と感じるのだが。

左の蕾にはハッキリと萼片が見える。



トウワタの葉はやはり対生

トウワタの萼片、花冠の下にしっかりと…。





トウワタ(唐綿)
 キョウチクトウ(←ガガイモ)科トウワタ属 Asclepias curassavica
キバナトウワタ Asclepias curassavica f. flaviflora
ヤナギトウワタ Asclepias tuberosa
 (2014.07.22 林)
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今年のトウワタ → ヤナギトウワタ  去年のトウワタの種髪
フウセントウワタ


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