先々週、月見山駅から須磨離宮公園に上がる道で
イヌノフグリが点々と広がりはじめているのを見つけた。
アパートの庭にも、少しずつ広がりはじめている。
公園の稲荷廓下の石垣で今日、花が二つ。
ここ数日の寒さで、完全には開けないままで思案顔だ。
(2012.02.03 明石公園)
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東側入り口付近のイヌノフグリ。
イヌノフグリ(犬の陰嚢)オオバコ(←ゴマノハグサ)科クワガタソウ属 Veronica didyma var. lilacina
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去年のイヌノフグリ 別ブログの検索ページ
ほかにもいっぱいあるのにイヌノフグリはまだちゃんとした実物を見られないので期待と希望が大きいです。
花は小さくてはかない感じでも頑丈な葉を抱いて力があります。
ふかふかの地面より石ころだらけの場所がお気に入りなんですね。
野草としての心得は十分持ち合わせているイヌノフグリだといつも感じています。
瀬上市民の森や舞岡公園あたりでもきっと生えているのではないかと思うのですが、
いまだ見つけられずにいます。
年々、見たい花が増え続けて収拾が付かなくなっていますが、
きっと思わぬタイミングで出会えるのではないかと、
春の到来を首を長~くして待っています。
帰省した折に「薄桃色が、見つかった…」と、狂喜乱舞(?)したのですが、
タチイヌノフグリの桃色…という、今考えると懐かしい、図鑑だけが便りだといけないと
思い知らされた話さえあります。↓
http://hayashi-no-ko.blogzine.jp/photos/kusa5/0108.html
一度本物を見て目が慣れると、タチイヌノフグリの桃色とは全く違うことも理解しましたから、
今では「絶滅危惧種」扱いで探します。
須磨離宮公園の最寄り駅・月見山駅の北側では坂道に沿った道路肩にズラリ。
毎年広がっているので楽しみです。
関東時代には見つけられなかったこの花、ぜひ見つけて下さいね。
近くの公園に貧相ですがカワヅザクラが一本あります。
その木の下がちょっとした雑草畑でして、そこにイヌノフグリが幾つかの集落。
暫くするとウスベニツメクサも登場しますので、密かに「桃色ガーデン」と思っています。
意外な場所ですが、アパートの駐車場にも咲いていて、その子孫は今住んでいる場所にしっかりと育っています。
探し回る花ではないにしても、オオイヌノフグリが一面に咲き誇っている図よりどうもこの手の、
孤高を守っている花の方が趣味に合う気がしています。
幾つか見つけた場所は駐車場でしたから、余り人通りがなくても他に共生している雑草のない場所…、
たぶんそんな場所でしか生きていられなくなったのだと思います。
瀬上辺りだと自然がありすぎて不向き?なんて考えてしまいます。