キキョウは自然界では絶滅が危惧されていますから
見つけてもそっとそのままにしておいて下さい…と
わざわざ説明板を作ってまで、キキョウを植えている場所が鎌倉にあった。
植えられている、育てられているものが絶滅を危惧されているものだ、珍しいのだ…と
その説明板が白々しく思えたことがある。
誰かが決めた幾つもの階層で植物が分類されていることが
それをわざわざ強調して「栽培」していることが気に入らない場所だった。
ここでは無造作に??園芸種が栽培されているのだけれど、区別はされない。
▲ こんなに豪勢には咲かない…のだろう、▼
▲ おしべがすっぽりめしべを隠している。▼
▲ おしべは花粉を出し終えるとめしべ(の花柱)から離れる。▼
▲ 少し伸びためしべから柱頭がのぞき始める。▼
▲ 花粉に塗れている花柱だが、柱頭はまだ開く前の状態だ。▼
▲ 開いたおしべの柱頭だけれど、花粉は付いていない。▼
(2021.07.13 明石公園)
☆
階下の小さな池には睡蓮が咲いている。
園芸種ではなさそうなキキョウも二株植えられている。
どこかと違って貴重品扱いの名札が無いだけましなのだけれど
観葉植物然としたギボウシが幾つか植えられているのが気になるから
このキキョウもたぶん園芸店からのものだろう。
(2021.07.17 明石公園)
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キキョウ(桔梗) キキョウ科キキョウ属 Platycodon grandiflorus
(2021.08.10 明石公園)
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▲ 【再掲】 園芸用に幾つもの種類、中には奇を衒ったような二重咲きも植えられている。▲
二年前にはこのような変わり種ばかりを撮っていた気がする。
どこかで人の興味を惹く為に幾つもの変わり種が登場して趣味の世界も歪んでゆく
珍しいもの、人が撮るものとは違った種類ばかりを狙って撮っていると、人の気持ちも歪んでゆくと反省した。
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キキョウ(桔梗) モモバキキョウ(白花種) キキョウソウ ヒナキキョウソウ ヒナギキョウ
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