カイヅカイブキ(貝塚伊吹)には二つの解説。
イブキ(伊吹・ビャクシン)の栽培品種、或いは
ミヤマビャクシン(深山柏槙)からの挿し木増殖と言われている。
これはハイネズ(這杜松)の園芸種、ブルー・パシフィック、だと考えられるのだが
「ミヤマビャクシン」の名札が挿されている。
(2020.12.22 明石公園)
☆
ハイネズ(這杜松)ヒノキ科 ネズミサシ(ビャクシン)属 Juniperus conferta 'Blue Pacific'
ミヤマビャクシン(深山柏槇) ヒノキ科 ネズミサシ(ビャクシン)属 Juniperus chinensis var. sargentii
カイヅカイブキ(貝塚伊吹) Juniperus chinensis 'Kaizuka'
(2021.01.20 明石公園)
☆
【先祖返り せんぞがえり atavism,reversion】
ある個体に、親はもっていないがそれ以前の祖先がもっていた形質が現れることを先祖返りという。
針状の硬い葉は針葉(はりば)または針形葉(しんけいよう)
通常の葉を紐葉(ひもば)または鱗形葉(りんけいよう)
実生では若い葉は全て針形葉だが、生長するに従って鱗形葉になる。
挿し木増殖のカイズカイブキは生長した鱗形葉を普通に植栽するのだが
樹の性質を無視して形を整えようと枝を強く剪定すると
徒長枝として育つ葉は全て『先祖返り』して幼苗の頃の針形葉になる。
生長した樹に針形葉が出た場合は、鱗茎葉にはならないから注意しないといけない。
--------------------------------------------------------------
かイヅカイブキ カイヅカイブキ アメリカハイネズ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます