
彼岸に咲くから、ヒガンザクラ。
単純にそうはいかないのが、桜好きの日本のサクラ。
幾つもの交雑種が混じり合い、幾つもの名前がつけられている。
ヒガンザクラと名付けられたサクラには、エドヒガン、コヒガンザクラがある。
そのコヒガンザクラにも幾つかの種類があるようだ。
ヒカンザクラもあるのだけれど、紛らわしいからとカンヒザクラに改名(?)されている。
いずれにしても、栽培されている桜の本名は、栽培されている方に伺わないといけないのだけれど、
当のご本人でさえ、わからん…と答えが返ってくる事が多い。
植栽図が整備されている筈の公園や植物園などでも、単にサクラとなっていれば手に負えない。
ジュウガツザクラ、シキザクラ、ヒカンザクラには名札が下げられたけれど、
このサクラにはまだ名がない。
樹高はさして高くなく、その割に花付きは良い。
シナミザクラとコヒガンザクラの交雑種から選別された、
トウカイザクラ、ケイオウザクラが候補に挙がるけれど、確証はない。
(2011.03.22 須磨)
大船のケイオウザクラ
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