去年は、白い彼岸花を見つけた後、舞子ビラで開かれる予定の『還暦同窓会』に出席するため帰省した。
懐かしい人たちにも会えたけど、幸ちゃんはシンガポールから戻って来なかった。
今年も、秋の彼岸に帰省した。
懐かしい「木内の田んぼ」に、今年もヒガンバナが咲き残っていた。
小学校時代の下校時の遊び場所。
何度叱られただろうか、それでも懲りずに大暴れしていた場所。
そこから見晴るかすことの出来た西の寺、浄蓮寺の墓所までの田んぼにも彼岸花が咲いていた。
だから今でも、花にとっては迷惑な話だろうけれど
私にとってこの花は、子供の頃の墓地に繋がる記憶だけが鮮明な花だ。
(2006.09.21 明石)
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ヒガンバナ ヒガンバナ ヒガンバナ ヒガンバナ
【遠い記憶】
学生時代、3500円の山陰均一周遊券を持って貧乏旅行した時、長門市から仙崎まで足を運んだ事がある。
昭和42年夏のことだから、金子みすゞの詩集が発刊されるずいぶん以前の事だった。
同じ山口県生まれの中原中也は中学時代から知っていたけれど、記念館を訪ねた折に教わった仙崎。
当時は当然知る由もなかった早逝の詩人・金子みすゞが詠んだ「曼珠沙華(ひがんばな)」が秋になると思い浮かぶ。
村のまつりは
夏のころ、
ひるまも花火を
たきました。
秋のまつりは
となり村、
日傘のつづく
裏みちに、
地面(じべた)のしたに
棲むひとが、
線香花火をたきました。
あかい
あかい
曼珠沙華。
今日も朝から冷たい雨でした。
彼岸にヒガンバナを見る。
日本人ですねぇ~、残念ながら「木内のたんぼ」は、
稲刈りが終わっていました。
子供時代の、悪戯坊主、悪餓鬼たちの足跡が、
そこここに残って居る、そんな場所がふるさとにはありますね。
大昔、山陰旅行の折に湯田温泉にある中原中也の生家を訪ねた時に教えていただき、仙崎の金子みすゞの家(何年か前に改造されて、記念館になっているそうですが)を訪ねて以来、童謡風の詩を覚えました。
通勤途上でもロケハンされているご様子。
秋の車窓は良いでしょう。
現役時代(?)は、鞄の中にデジカメ入れて…なんて技も、時折は使ったし
昼休みなんかに、広域避難場所に指定されていた木場公園に
オニギリ買って出掛けていました。
それでも、気持ちにゆとりがないと、とりあえず…の写真しか
撮れませんでしたね。
たまの休日に、のんびりと散歩、そんな気持ちの時が一番。
お近くでものんびり出来る場所は一杯ありそうですね。
赤い彼岸花の群生は地面を燃やしているようです。
金子みすゞさんの詩は心が和みますね。
私も大好きな詩人です。
先日は「ソバ」の花の名前を教えていただいき、ありがとうございました。
彼岸花どれもダイナミックに咲いていますよね。
ここでも咲くようになりました。
緑の草むらに生えているのが電車からよく見えます。
あぁ~写真撮りたいな~。
でも今日も仕事なので林の子さんのステキな彼岸花に出会えあえありがとうございます。