![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/b2/9e53d49b66fa41987ccc5156f42e297a.jpg)
セツブンソウとセリバオウレンを堪能しての帰り道、
道路の右手にネコヤナギが光っていた。
あまりに見事だったので、走りすぎた車を戻して貰ってぞろぞろ四人組がネコヤナギ群生地に向かう。
野良仕事をされていたおばあさんが、手を休めて怪訝な顔つきだったのでご挨拶。
何枚か撮っていると、クワを担いで近づいてこられた。
これは、どこかへ出荷されるのですか?
そやねぇ~、農協に持っていってそれからどこかに出るみたいやけどなぁ…
邪魔になるところ、切ったるから持って帰りや…、と、鎌を取りに家に戻られた。
何本も切って頂いている最中に、こんな話をされた。
うちのと違うけんど、構わんわ、言うとくさかいにな。
他所様のネコヤナギを勝手に切り取って…と、なんともおおらかな青垣だった。
ひろ♪さんちと山分け(?)したネコヤナギは、何日か経って雄しべが伸びた。
花瓶には何本もあるのだけれど、撮ったのは二本。
残りは女房殿の実家に嫁入りしているのだけれど、
活け花には少なすぎる本数だったそうだ。
青垣の街道沿いに輝いていたネコヤナギと、切って頂いたネコヤナギ。
ところでネコヤナギはこんなにも豪勢な花を咲かせただろうか。
(2011.03.02 林)
この花穂の様子を見る限り、ネコヤナギを改良したものか…と推測した。
ネコヤナギとヤマネコヤナギの交雑種に「フリソデヤナギ(花材としての流通名はアカメヤナギ)」があるので
たぶんそれでは無いだろうかと推測の幅を広げている。
ネコヤナギ(猫柳) ヤナギ科ヤナギ属 Salix gracilistyla
別名はタニガワヤナギ(谷川柳)、エノコロヤナギ(狗尾柳)
ネコヤナギは雌雄異株、白から赤、黄、黒に四変化するのは雄株の雄花
(2011.03.05 林)
☆
しばらくは疑問が解けなかった。
どう見ても森林などで見ている「ネコヤナギ」とは違って花穂が長く大きい。
推測を元に調べた結果、花材として出荷なさっていたものが放置されているそうで
ネコヤナギよりも価値が高い?とお話しを伺った事と併せて
フリソデヤナギ(振袖柳 アカメヤナギ/ヤナギ科ヤナギ属 Salix × leucopithecia)
とするのが正解なようだ。
☆
-------------------------------------------------------------
青垣のネコヤナギ 三日月のネコヤナギ(雌花)
ヤナギの花は、少し寒さが緩んで来る頃が一番ですね。
葉が展開する前に精一杯雄しべを伸ばして咲くので、
山に入ると枯れ模様の周りに、少し彩りが戻りはじめる気配がして、あぁそろそろ春…と感じたものでした。
梅や桜で騒々しくなる頃には、やはりそんな場所が一番です。
大木になるヤナギ、枝垂れなども黄緑色の花穂がそろそろ伸び始めるでしょうね。
コメント投稿では少し使いにくくなりましたね。
4桁数字を入れて…と言うのが面倒で投稿完了メッセージまで確認しないと、
受け付けられていない場合が多いので、よろしくお願い致します。
帰り道に一か所ネコヤナギがあるのですが何分夜?なので
花の様子まで気が付きませんでした
と、そう言えば・・・我が家にも柳の木がありましたっけ
たった今思い出しましたが・・・同じかな?
明日にはと思いましたが 花粉を思うと見に出られません
それは 夫が亡くなったお正月のお華に生けたものを地植えしたんでした
享年はだいぶ枝切バサミでカットしましたっけ
時々コメントが消えてしまうので 気をつけて慎重に投稿作業することにします
今から、大観へご出勤であります。
小学校時代は通信簿(と、昔は呼ばれていた)に、人見知りを直しなさい…と書かれていたのですけれど、
いつの間にか、直ってしまったのでしょう。
ただ、反対にあまりに無警戒に誰彼無く話しかける…と、
最近では少し自重気味なのです。
輪が広がることも、これから先のことを考えると善し悪し…とも思っています。
無用なトラブルを抱えることの無い輪はいいものですがね。
ネコヤナギ、嬉しいお土産になりました。
丹波米、丹波黒豆はいずれまたお届け致します。
「おひな様と一緒に飾っています」
と喜んでくださいました。
我が家に残っている1本も
開花しました(*^_^*)
林の子さんご夫妻といると
人の輪がどんどん広がりますネ(^_^)
午後に雪が舞いましたし、まだ1週間経ってませんが、
このネコヤナギやセツブンソウの里は、大雪になっているようです。
今まで見慣れていたものよりも格段に豪華でしたし、家の中なので暖かさで一気に赤から黄色に…。
活け花には綿に包まれた赤の状態が最高のようですね。
画像に残すのは、雄しべの葯が赤から黄色に変わる頃。
山に入ると流れの側でこの芽を見つけるのが早春の楽しみでした。
近所にもないので触ってみたくなるようなふかふかを思うだけで終わります。
これほどきれいで揃っているネコヤナギを見るのは爽快です。