HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

キクイモモドキ(菊芋擬き)

2018-06-19 | 夏 黄色系

キクイモとイヌキクイモ、キクイモモドキ。
似た花を咲かせるから、似た名前がつけられるのは仕方ない。
幾つもの違いが目視でも見える。

舌状花は、キクイモよりも幅広だが短めで10枚以上ある。






▲ 開花中でも筒状花部分(花床)がこのように盛り上がった姿になる。▼



▲ 花後、舌状花は色褪せたまま残っていたり、花弁がちぎれていたりして、より花床が盛り上がった姿になる。▼



▲ 葉は幅広で濃緑色、ハッキリとした鋸歯があり、キクイモモドキはイヌキクイモとは総苞の違いがある。
また葉は株では対生、上部では互生する。




キクイモモドキ(菊芋擬き)
 キク科ヘリオプシス(キクイモモドキ ヒマワリモドキ)属
Heliopsis helianthoides ヒマワリモドキ・ヒメキクイモ(姫菊芋)
(2018.06.14 大道町)

 
▲ キクイモモドキ(左)とイヌキクイモ(右)ではこの比較図通りに総苞の違いがハッキリしている。
Wikipediaでは、
ヒメヒマワリ(Helianthus cucumerifolius(=Helianthus debilis)、
キクイモモドキ(Heliopsis scabra)、ヒマワリモドキ(Heliopsis helianthoides) 
大場の植物分類表では、Heliopsis helianthoidesをキクイモモドキとしている。
いずれにしてもキクイモモドキはヘリオプシス(キクイモモドキ ヒマワリモドキ)属
キクイモ、イヌキクイモのヘリアンサスヒマワリ)属とは別属。
キクイモモドキの草丈は
1mくらいある。
ヒマワリモドキとの違いで際立つのは葉がざらつくこと。
八重咲き種が多く「宿根ヒメヒマワリ」と呼ばれ売られている事で、類似名の区別がつきにくく混乱している。
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キクイモ イヌキクイモ(犬菊芋) キクイモモドキ キクイモ(菊芋) キクイモモドキ(菊芋擬き)


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