HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ハコベ

2010-01-19 | 冬 白色系


ハコベ、漢字では生薬名の繁縷(はんろう)が充てられる。
縷は、細い糸、糸すじ。
夏に赤い花を咲かせるルコウソウの縷。

小さな葉を細い茎に付けて、広がる様を言い表したのだろう。
「はびこる」からの転嫁だとも聞くけれど、蔓延るのではなく細い糸のように広がる…。


この葉を見ると、食べられる…と思う。


雄しべは多くても5個、花弁と萼片がほぼ同じ長さだから、コハコベだろうか。
茎は殆ど緑だから、在来のハコベ(ミドリハコベ)だとも言えるし、そう見える。




英名chickweed、鶏の雑草
ルコウソウ(縷紅草) ヒルガオ科 Ipomoea quamoclit
(2010.01.04 明石)










同じ場所に広がっているけれど、こちらの雄しべは7個以上が多い。
ハコベ(ハコベラ・繁縷) 
ナデシコ科ハコベ属 Stellaria neglecta
画像5枚追加  (2010.01.15 明石)








茎は赤紫、匍匐前進して畑の畝を埋めている。葉はかなりばらつきがある。
雄しべの数は上の画像では3個だけれど、多いものは7個。
当てにはならないから、種子で確認する。





果実が幾つも出来ている。すでに種子をこぼしてしまったものもある。
下の画像にある種子は、周辺が棘状に見えるが、この程度ではコハコベ?
この辺りが、野の花の複雑怪奇(?)な部分で、抜け出られなくなるところ。


ハコベ(ハコベラ・繁縷) ナデシコ科ハコベ属 Stellaria media 
画像6枚追加  (2010.01.18 松江)
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