ヤマザクラに対比して語られるサトザクラ。
山に咲くサクラと、里に咲くサクラ。
今ではこのオオシマザクラを親として幾つもの園芸種が作り出されている。
大輪・八重咲きを総称して「サトザクラ」とも呼んでいる。
「ソメイヨシノ」だけがサクラじゃないけれど、サクラと言えばソメイヨシノ…と、誰もが知っている。
その他大勢は前座を務めたり
かつては持て囃された豪勢な咲き方の大輪・八重咲きは
ぼってりして重い…などと、敬遠されがちだ。
いずれにしても、猫も杓子も…と浮かれはじめるサクラの季節。
白いサクラ、葉の展開も早いオオシマザクラは
どこか冷遇されている印象のあるサクラ。
萼片が緑なので遠目にも印象の薄いサクラ。
(2013.03.24 大明石町)
☆
白は曇天では全く映えない。
こちらもまだ暫くは咲き続けるだろうから撮り直せる。
細長い萼筒には鋸歯があり、花柄も長い。
咲き進むと緑だった萼がやや赤味を帯びて違った印象になる。
(2013.03.24 大明石町)
☆
花弁の中心部は赤く色づき始めている。
慌てて撮るのだけれど、曇天の日には全く冴えない。
(2013.03.24 大明石町)
『いっぱいサクランボで出来るのです…』
そう説明して下さった方の父君が植樹されたそうだ。
確かに「サクランボ」は出来やすいけれど、渋くて食べられない。
(2013.04.03 船上)
オオシマザクラ(大島桜) バラ科サクラ属 Cerasus speciosa (=Prunus lannesiana var. speciosa)
(2013.04.04 船上)
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去年のオオシマザクラ オオシマザクラの枝垂れ?
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