HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

イヌコモチナデシコ(犬子持撫子)

2022-04-28 | 草本 芽生え・ロゼット

種子の大きさだけで区別することにも、茎の腺毛の有無だけで区別することにも
やはりまだ不確かさが残っている。
場所で特定しようとしているのだが、ここはイヌコモチナデシコが育つ場所に近い。
それだけの理由しかないからやはり心許ない。

今年も何か所かで、あぁでもない、こうでもない、を繰り返すことになる。










イヌコモチナデシコ(犬子持撫子)ナデシコ科コモチナデシコ属 Petrorhagia dubia
コモチナデシコ(子持撫子)Petrorhagia prolifera
ミチバタナデシコ(道端撫子)Petrorhagia nanteuilii
(2022.04.25 硯町・スーパーの前)

【幾つかのその後の情報からは以下のように整理出来る】
* ミチバタナデシコ(P.nanteuilii) 茎は無毛(有毛も有り)、種子には細かいこぶ状隆起がある。
* コモチナデシコ(P.prolifera)茎は無毛、種子には緻密な網目状隆起がある。
ミチバタナデシコ、コモチナデシコの種子はイヌコモチナデシコよりは大きく、盾形で低い隆起がある。
* イヌコモチナデシコ(P.dubia) 種子は洋梨形で円錐状突起がある。
総苞内片が微凸形、茎に腺毛が密生(または無毛)

 
▲ 誤同定されていたとされるイヌコモチナデシコにミチバタナデシコの新称がつけられただけの事で、この小さな洋梨形の種子はやはりイヌコモチナデシコのもの。▲
小粒が国道沿いのもの、大粒が明石川で採取したもの。
▲ ㊧ 硯町と新明町で撮っているイヌコモチナデシコの種子  ㊨ 大粒が明石川沿いで撮っているミチバタナデシコ/コモチナデシコの種子 ▲
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コモチナデシコ イヌコモチナデシコ 種子の比較画像


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