キンエノコロ

明石川の河口に出た
明石大橋から河原に降りて、そのまま川に沿った遊歩道が整備されたのはいつだっただろう
景観は良くなっただろうか
安全上の措置は充分だろうし、不法なボート類の係留がなくなったことは確かだ
けれど、大観橋や鉄道橋、嘉永橋辺りまで遡上していた魚類はいなくなった
歩道の整備はされたけれど、川が運んでくる土砂はいつも流れを変えてしまうから
その周囲は荒れたままになったり、いつの間にか深い澱みが出来てしまったりしている

それでも、何かがプラスにはなっているのだろう
植生は変わり果ててしまって舗装された場所にも
それ以外の場所にも、イネ科植物だけが広がっている
海浜性の植物が住める砂浜は殆どなくなっている

その一角に、キンエノコロが出始めている
たぶん上流で何度か見つけた場所から流れ着いて住みついている
何年か前、ここで夕方のキンエノコロを撮った
今年もたぶん、この場所に出掛けてくるだろう





　



　

　


キンエノコロ（金狗尾）イネ科 Setaria glauca（= Setaria pumila）
コツブキンエノコロ Setaria pallidefusca（=Setaria glauca var. pallidefusca）
キンエノコロに似て、小穂が一回り小さい…が一般的な記述
（2012.09.05　明石川）
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去年のキンエノコロ