HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

フリソデヤナギ(アカメヤナギ)

2018-03-04 | 春 樹木 果実・葉

七年前のページに同じ場所の同じ画像を上げている。
その折りの記事はこうだった。

セツブンソウとセリバオウレンを堪能して帰路についた。

走り慣れた(?)道だから、ユキワリイチゲの咲く場所を確認し、
花芽がひとつやっと上がっているだけなので、また今度…と、
小学校の横を通り抜けて幹線に出る。
途中、たまたま右手にネコヤナギの群生を見つける。
ちょうど四時を過ぎたあたりで、山の端に入る直前の柔らかい光。
迷わず(?)Uターン、車を安全な駐車場(とは言っても、消防団の前)に止め、四人がぞろぞろ。
畑仕事の方が怪訝そうな顔つき…だったので、ご挨拶に。
セツブンソウを撮りに行った帰り道で、ネコヤナギが余りにきれいだったので
これは撮らねばと止めた、明石から来て帰り道…と。
へえぇ~、そんなに珍しいもんか…、セツブンソウ、何やそれは…、だった。
そんなものかも知れない。
地元の方にとっては普通に咲いている野の草なのかも知れない。

帰りかけた私たちに、鎌持って来て切ってやるから持って帰りな…と、何本もお土産。

快晴の下、存分に季節の花を撮り、おまけいっぱいの青垣行になった。

そのページの最終行に次の文字が挿入されている。

しばらくは疑問が解けなかった。
どう見ても森林などで見ている「ネコヤナギ」とは違っている。
フリソデヤナギ(振袖柳 アカメヤナギ)ヤナギ科ヤナギ属 Salix × leucopithecia
(2011.02.26 青垣)

画像でも現物でも、何度か見るネコヤナギの花とは違っている気がしていた。
5年ぶりの青垣・遠坂からの帰路、同じ場所を走って同じ光景を撮った。


▲ 

▲ 花穂の大きさ以外に違いを探していた。苞の黒さがかなり際立っている。
これはヤマネコヤナギの特徴を引き継いでいるのだろう。▼



▲ 「花」が咲いていないのでなんとも歯がゆいけれど、7年前に頂いたものの画像では
ネコヤナギ同様におしべの葯は赤く、花粉を出す頃には黄色になる。▼



▲ このボリューム感がネコヤナギとは少し違うから、花材としての人気があるので「栽培」されているそうだ。▼





























フリソデヤナギ(振袖柳 アカメヤナギ)
ヤナギ科ヤナギ属 Salix × leucopithecia
(2018.03.02 青垣)
フリソデヤナギは、「振袖火事(明暦の大火の別名)の火元の寺(江戸・本妙寺)にあった柳」の意味だと言う。
ヤマネコヤナギとネコヤナギの雑種で冬芽が紅色なので流通名ではアカメヤナギとなっている。
やはり西宮・北山植物園のものも、ここのものも「フリソデヤナギ(アカメヤナギ)」としておくのが正しいだろう。


▲ その折りの画像

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ネコヤナギ→アカメヤナギ(フリソデヤナギ)頂いてきたネコヤナギの開花→フリソデヤナギ(アカメヤナギ)



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
フリソデヤナギ (こいも)
2021-02-12 17:08:39
林の子さん
公園のフリソデヤナギはたくさんありません。
近くの用水路の傍にあったような気がします。
ですが…フェンスの向こう側ですのでちょっと残念です。
はやく暖かくならないかな~と思います。
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ユキヤナギよりも人気?? (林の子)
2021-02-14 11:40:05
花が咲く前の銀色が人気なのでしょうが、花材として近年では
「フリソデヤナギ」等の方がよく売られているようですね。
確かに銀色の毛の中から出てくる一つ一つは赤みが強いので目立つからなのでしょうか。
最近では「ピンク猫柳」などと言う変な造語がつけられて出回るそうですが
変な日本語が次々と出てくると何が何やら…です。
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