夏の日射し、そうするとやはり栂池の花…。
そこに足を運びさえすれば幾つもの花に再会出来る。
そんな場所が次々となくなっている街中とは違って
山の花たちは、よほどのことが無ければ何年もそこにある。
動けないのだから、人が手を加えない限りそこにある。
ゼニバアオイは街中の雑草だけれど、手を加えない限りそこにある。
花を撮っている時に昆虫は邪魔だ。
それを一緒に撮ると焦点でボケる。
花は花、昆虫は昆虫…と思いながら、画面に入ってしまう。
ウサギアオイ、ナガエアオイと似た環境に咲くけれど
肥沃な場所より乾燥した場所に広がっている。
花弁の褄が薄桃色、サイズもかなり違っているから見紛うことはないだろう。
ゼニバアオイ(銭葉葵) アオイ科ゼニアオイ属 Malva neglecta
(2015.06.20 月見山)
ゼニアオイ(銭葵 Malva sylvestris var. mauritiana)
ウスベニアオイ(薄紅葵 Malva sylvestris)
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ゼニバアオイ ウサギアオイ ナガエアオイ
久々にゼニバアオイを見てきました。
以前はウサギアオイも並んでたくさん見られたのですが・・・
畑の隅っこや川の土手沿いなどですが環境に左右されるのでしょういつもそこにあるとは限らないようです。
今年はゼニバアオイだけしかなかったです。
家の近くでウサギアオイは結構見かけましたが今は全くなく草刈りで消えていきました。
ゼニバアオイは確かに乾いた場所で残っていたのです。
植物にも変化があるのは当然ですね
人間界も変動が激しいです・・・
手つかずの自然が残る場所しか咲けないものも、いつの間にか「山野草」の名前で街中に下ろされていますから、雑草も同じでしょうか。
人の手が加わったりして変わってゆくのが環境でしょうから、それに合わせて変われるものは生き延びるし、合わないものは消え失せる。
一番偉いのはやはり人…でしょうから、作り物が幅を利かせるのも仕方ないですね。
抗ったところで、人の力には叶いません。
大事にしましょう…の気持ちだけでは植物は生き延びてはいけないでしょうから。