HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ドクダミ(蕺草)

2021-06-11 | 春 白色系

「八重」も売りに出ている。
買う人がいるから売り物になる。
増えすぎて困る…と言いながら、鉢植えから地植えにすると
先祖返りして元のドクダミに…。
そんな話を良く聞かされる。
どこかで変化したもの、或いは変化させられたものなら、元に戻るのは普通だろう。




(2021.05.28 林)
















(2021.05.29 林)


▲ 花の先祖?は元々は葉、だから葉に戻ろうとする。▲

▲ 元々は苞が四枚の花だったドクダミ、それが「八重」に変化したのだから、幾つもの変化が普通に見られる。▼



▲ 白い部分は、一つの花に付いている苞が肥大したもの。「八重」ではそれが大小重なり合っている。▲


「八重」も、やはり元の4枚の苞。
4枚以上の苞を持つものも園芸種にはあるものだけれど、元の4枚に戻ろうとするものも多い。
それを先祖返りとでも言うのだろうか。
▼ これは先祖返りではなく、もともとここに蔓延っていた4枚の苞を持つ普通のドクダミ。▼



(2021.05.30 林)





▲ 最盛期の雑草畑では「花」の途中から葉が出てくることもある。▼



▲ 花の終わり頃には、苞の一部が茶色に萎れる前に赤色が点々と入るものも増えてくる。▼



ドクダミ(蕺草)
 ドクダミ科ドクダミ属 Houttuynia cordata
(2021.06.07 林)

【再掲】

▲ この画像は普通に見る4枚の苞片(総苞)を持つドクダミの構造図。
「八重」は、この小花の下に見える苞(総苞に対して小苞と呼ぶようだが)が肥大したもの…だろう。
数年前、この階層になる白い苞片の仕組みを推測した折の画像。
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ドクダミ 「八重」ドクダミ 須磨のドクダミ
  ドクダミ(蕺草) 


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