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北岳と甲斐駒ヶ岳

スイセン 房咲水仙「シルバーチャイム」

2018-03-30 | 春 白色系

「ニホンズイセン」が終わってもまだまだスイセンは咲いている。
房咲きにも幾つかの園芸種。

副花冠が少しクリーム色の房咲きの一つ「シルバーチャイム」と名付けられた種類。




















房咲水仙「シルバーチャイム」 ヒガンバナ科スイセン属 Narcissus tazetta 'Silver Chimes'
(2018.03.06 西新町)


房咲水仙「グランド・モナーク」 Narcissus tazetta 'Grandmonarque'
花冠が細く、副花冠が小さく黄色。










『ペーパーホワイト Paper White』と呼ばれている、副花冠も白い房咲スイセン(Narcissus tazetta)。 
詳細は下記 

【ペーパーホワイトとガリル】 
かつて「ペーパーホワイト」考として記述したことがあったものを引用再掲する。
昔、この名前について少し考えたことがあった。
Narcissus tazetta ssp papyraceus 'Paper White' ( = Narcissus papyraceus)
の学名を与えられた種類。
 Narcissus papyraceus ssp. panizzianus の表記もある。
房咲き種の園芸種とするのか、スイセンの一品種とするのか
学名付与の原則からは房咲き種の一亜種、ペーパーホワイトの名前を持つ園芸種だけれど、
ネット上では様々な書かれ方をしている上に「ガリル」の名前も登場しているから混乱する。
残念ながら、学術書を紐解いたわけでもないから、上の学名が正式かどうか知らないし、
画像にその学名が付けられているから、それが全て正しい…と言うのも少し荒っぽい気がしている。
新宿御苑で撮られた画像に全てペーパーホワイトの名前が付けられているのは、
そこにある名札表示にそう書かれているからだ。
京都植物園では「ガリル」表記だったが、
Narcissus papyraceus ssp. panizzianusの名前が使われた画像が登場している。
そのことからも、権威のある植物園での表示でさえいずれが間違いとは素人には言えないけれど
各々に違いがあると言う事だけはわかる。

ただ、Narcissus papyraceus は幾つかの画像に採用されているし、
その英名にPaper White Narcissusが使われている事が一般的なようだ。
papyraceus  は「紙のような」の意味だそうだから、英名も頷ける。
とすると、日本名で「ペーパーホワイト」と呼んでいるものは、
原種系の水仙の英名Paper White Narcissusを単純に和訳しただけものであり、
「ペーパーホワイト」は園芸種名或いは商品名ではないということなのだろうかと推察する。
同属のものに、品種名「ガリル」を冠したものが市販されているから、
どちらが「ペーパーホワイト」「ガリル」などの議論が出ている気がしている。
一般名として白い水仙、英名 Paper White Narcissusをペーパーホワイトと呼び
その一つに「ガリル」という商品名がある…、そう理解しておこう。 2010.01.20 記
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ニホンズイセン(日本水仙) キブサズイセン(黄房水仙) スイセン テイタテイト



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