二週間経つとここまで花が咲いている。
来る時は電車とバスだから見なかったけれど
帰りは車、駐車場までの道すがらに咲いているから見える。
ここでは多くないけれど種髪の楽しみも残っている。
近寄ると微香、「スタージャスミン」の名で花屋に並ぶ。
蕾状態で解る様に、夾竹桃同様に子房下位。
開花時点ではめしべは見えにくいが、柱頭は花冠が黄色~茶色になって脱落する頃に確認出来る。
蕾でも捩れが見える通り、開花した花冠は捩れ裂片は波打つ。
これだけ咲くのに、余り果実は見られない…、いつ見てもそう感じる。
花筒はかなりの長さがある上に、花の開口部は狭い。
テイカカズラは花を多くつけても果実がほんの少し…、この辺りの構造に起因するのだろう。
日射しが強すぎると葉は日焼けするから、半日陰が生育には適している。
ここでは上を走る道路の補強部分に気根を出してよじ登っている。
テイカカズラ(定家葛) キョウチクトウ科テイカカズラ属 Trachelospermum asiaticum
(2017.06.02 森林植物園)
【冠毛と種髪】 綿毛と呼ばれる種類に二種、成り立ち?の違いから名前が違っている。
タンポポなどキク科植物は果実につくので冠毛、
テイカカズラやキョウチクトウ、カガイモなどは種子につくので種髪。
面倒なときはやはり、綿毛で済ませるのが無難。
--------------------------------------------------------------
去年のテイカカズラ 種髪 センニンソウ ボタンヅル
テイカカズラのことでは今まであまり気にしたことがないままでした。
咲き終わる頃には花の中をちょっとは見ることができそうですね
波打っている状態では咲き進んできたということでしょうか
臨海公園であまりに広がりが見られたので圧倒されるようでした。
普通に今迄きたのに少し角度を変えてみると新しいことに思えてきました!
視点の違いで撮る画像も違って来るからおもしろいのでしようね。
1から10までは無理にしても、ちょっと見方を変えたりすることで、違うものが見える事も多いですね。
一つに拘りを持って花の構造まで微視的に追求するのも、視点の違いでしょうか。
見えないモノは切り裂いて見れば良い。
ただ素人の域を越えてしまうと感じる時は止した方が良いのでしょう。
だからこそ自分で一線を画しておかないといけない…と思っています。
何処に視点を置いているのかは、自分で守っていないと何かの拍子に嫌になる。
視点を変えるのと、際限なく微視的になるのは全く違った個人の選択の範囲ですね。
ルーペの観察と顕微鏡写真は全く別物と考えないと果てしがありません。