南帯廓にニワゼキショウとオオニワゼキショウが咲いていた。
だからその交雑種が咲いているだろう…そう思って探した。
かなり草丈は伸びていた不稔のニワゼキショウが見つかった。
そのニワゼキシヨウの咲く場所に見慣れないロゼット葉。
確かこの辺りにはコヤブタバコが点々と咲いていたのだが…と
一株持ち帰った。
茎の途中で何ヶ所も分枝を繰り返しながら草丈がどんどん伸びて
先週から花をつけている。
花は横向きも多いが、殆どは下向きに咲く。
総苞片は4列、外側の総苞片は緑、反り返る。
総苞片の内側3列は透き通った白。
総苞片の一番外側、苞葉、茎葉、茎には身近に毛が生える。
茎には短い毛、かなり堅い。
花は外側が雄花、内側が両性花、花弁は無い。
コヤブタバコ(小薮煙草) キク科ヤブタバコ属 Carpesium cernuum
サジガンクビソウ(Carpesium glossophyllum)も似た花をつける。
花の時期に根生葉がないのがコヤブタバコと説明されている。
苞葉が多い気がするのは、総苞片の外側が葉のように緑で、反り返っているからだ。
ヤブタバコは枝が四方に広がり葉腋に、ガンクビソウは枝先に小型の花をつける
(2015.08.22 林)
☆
桜が何本か植えられた回廊、石垣直下はいつも湿気ているからコケが地面を覆っている。
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コヤブタバコ ヤブタバコ ガンクビソウ コヤブタバコ・ヤブタバコ・ガンクビソウ
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